いよいよマイアミ最終日となった27日には、ワシントン・アヴェニュー近くの Lucky Strike Lane で、イギリスのスーパースター DJ Sasha の実の父親 Steven Coe が所属していることでも有名なチャリティー・グループ Involved 主宰のボウリング大会が行われた。
HigherFrequency も以前ニュースでお伝えしていた通り、"ボウリング大会参加希望者は DJ がスピンするセットをバック・グラウンドに、豪華メンバーと一緒にボーリングを楽しんだり、DJ をスポンサーして応援することが出来る…" という凝った趣旨のイベントだったのだが、この5日間でいい意味でも悪い意味でも "マイアミ慣れ" してしまった筆者は、正直、「絶対に数人のDJしか来ないはず…」と、半信半疑で会場入りした。
しかし、流石はスーパースター Sasha が力を注いでいるプロジェクトとあって、何の変哲もない普通のボウリング会場を見回すと、Sasha 本人をはじめ、James Zabiela、Deep Dish、Nick Warren、Pete Tong、Hernan Cattaneo、Sander Kleinenberg、Damian Lazarus、Luciano、Desyn Masiello といったメンツがずらり。しかも、普段は遠い存在のはずのスーパースターたちが、あのダサいボーリングをシューズを履き、ガーターを出し、ストライクを出せばお決まりのガッツ・ポーズを決め…といった具合に、フツーに楽しんでいるのだ。写真を見てもらえば分かるように、普段はめったにお目にかかることの出来ないほど、無邪気でリラックスした様子で楽しんでいた彼ら。マイアミの最終日にスーパースターDJたちのそんな意外な一面が見れたことは、筆者にとってもうれしい経験だった。
さて、肝心のボウリングはと言うと、「必ずしも DJ の腕はボウリングの上手さには関係していないようだ」とだけ言っておきたいと思う。あの大御所 Pete Tong が、ガーターを出してムシャクシャしている姿には流石に親近感を覚えずにはいられなかったが…。