HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO

06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO

DATE : 7th May, 2005 (Sat)
PHOTOGRAPHER : STRO!ROBO
TEXT : HigherFrequency
INTERVIEW with DJ AKi



ゴールデン・ウイークも残すところ2日となった5月7日の土曜日… 渋谷の人気クラブ WOMB の看板イベントとして、そして日本のドラムン・ベース・シーンを牽引するイベントとして、数多くの熱狂的なフリークやフォロワーたちを生み出してきたレギュラー・パーティー 06S が、めでたく4周年を迎えることとなり、スペシャル・ゲストとして Fabio と Grooverider というシーンの2大巨人を迎えてのアニバーサリー・イベントが開催された。

レギュラー・パーティーがなかなか育ちにくいと言われている現在の日本のシーンにおいて、4年もの長きに渡ってこのエネルギーを持続してきた 06S クルーの努力は並々ならぬものがあったはず。そんな彼らに敬意を表して、今回のパーティーレポートでは、当日の様子を伝える写真に加えて、このパーティーのレジデントDJ である DJ AKi とのスペシャル・インタビューの内容を併せて掲載することにしたい。

06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO
06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO
06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO 06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO
06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO 06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO

06S4周年おめでとうございます!Fabio & Grooverider という大御所を迎えてのアニバーサリー・パーティー、いかがだったですか?

DJ AKi : 06S を始めた頃に4年も続くとは正直想像もしていなかっけど、ある意味あっと言う間だったと実感しています。個人的には最高のゲストと、今迄 06S を支えてくれている人々に囲まれて、最高に楽しくて、GOOD VIBEな4周年記念パーティーで久しぶりに思いっきりはしゃぎましたね。今回は4日で4都市のツアーで最終日が東京でしたが、プレイする曲に対しての反応が他の都市よりも確実に素晴らしかった。ホームグラウンドである 06S の人々が1番エデュケーションされていて、シーンが1番大きいな〜って思いながらDJしていてました。本当に嬉しくて、至福の時でしたね…。それと、音響の面で PIONEER の新しいDJミキサー DJ-M 1000 を始めて 06S に導入した点が大きかったですね。元々ハウス向きに作られた箱だった WOMB において、ドラムンベースの音作りはこの4年間試行錯誤の連続でした。しかしこの新しいミキサーは、開発時から WOMB でモニタリングさせてもらって、始めて音を聞いた時から、06S に導入するのを心待ちにしていました。今回の4周年記念パーティーに初登場した事で、再び 06S が一歩進化したと確信しました。

この4年間で自分達のパーティーに招聘したかったアーティストをほぼ招聘しましたが、Grooverider に関しては初登場で、最後の大物でした。以前 06S に来日した Fabio が彼に日本のシーンの現状を伝えていてくれたおかげか、自分達が目指すスタイルや、音楽に対する熱意をしっかりと理解してくれていたのは嬉しかったですね。彼等も91年から日本には何十回も来日しているけど、今回のツアー、そして、WOMB での 06S はベストだったと語ってくれました。

今回のツアーの内容について教えてください。

DJ AKi : 今回の06Sの4周年記念ツアーは名古屋、広島、大阪、東京の4都市を4日間で廻るかなりタイトなスケジュールでした。しかもあの大御所2人を自分1人で連れて歩く事は、当初どんな旅になるのか、かなり不安でしたね。でも、最近は自分自身もDJとして色々な場所を訪れる機会が多々あって、DJ のツアーには何が必要で何が必要で無いかを理解しているので、その辺の自分なりのケアが彼等にきちんと通じました。そのおかげか、あの2人もちゃんと言う事を聞いてくれて、かなりスムースな旅になりましたね。彼等2人と向き合ってきちんとコミュニケーションが取れたのも、大きな実りになりました。あの気難しい Groove が「MY BOY!」と呼んでくれる程、関係がタイトになりました。そして、各都市で沢山のお客さんが集まってくれて、パーティーの雰囲気もかなり良かったです。日本全国にシーンが拡大しているのを肌で感じる事が出来たし、彼等も今回はリアルな日本のシーンを把握する事が出来たと喜んでくれました。

第1回の時のことって覚えていらっしゃいますか?どんな感じでした?

DJ AKi : この4年間で積み上げて来たものがあまりにもあり過ぎて、あんまり覚えてないんですよ…。特に最初の1年目は全て手探りで、無我夢中だったのは覚えてますが。

06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO
06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO
06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO 06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO

一番印象に残っているパーティーは?


DJ AKi : 個人的には一回目の Marky と Ed Rush ですね。Marky はかなり衝撃的だったし、あれ以来の関係でブラジルにまで行ける様になったし。Ed Rush は自分が理想としているスタイルのDJで、かなり感激したのを覚えています。そして、今回の4周年はこれから先も印象に強く残るでしょうね。レジェンド2人の登場でしたから。特に Groove のプレイはかなり良かったです。UK でもあれだけのプレイは滅多にしないでしょうね。ツアー中にあれだけ本気の表情は見せなかったので。彼をあれだけ本気にさせる程、06S のパーティーバイブが良かったと思います。

逆に何か「これは失敗したなぁ」とか「あれはヤバかったなぁ」と思ったことはありますか?

DJ AKi : DJに関してもオーガナイズに関しても、失敗は山ほどありますね。みっともなくて話せないような事が一杯ですよ。でも、失敗のおかげで成長出来てますから。DJに関しては安定したプレイやパフォーマンスが出来る様になったのは、3年過ぎてからだと思うし。

この4年間を振り返って、AKi さん自身が一番実感している「06Sの変化」はどのようなものですか?

DJ AKi : まず、ドラムンベースと言う音楽に対する人々の認知度と理解度が確実に上がったと思います。東京ダンスミュージックシーンの中で一つの選択肢として、ジャンルが確立されました。特に自分達の表現したい、新しいスタイルの音が浸透しましたね。開始当初は本当に人も集まらなかったし、今振り返るとDJとしてのスキルや経験値がまだまだでした。でも、シーン拡大の為に、この4年間、dublab みんなで少しずつ経験を積み上げて来た事で、各個人がレベルアップし、経験から得た物は大きな財産だと思います。そして、自分達の東京の活動が様々なアーティストから認めれて、海外でも活動の場所を得る事が出来たし、MIX CD も昨年リリースする事が出来ました。また、この4年間アートディレクションを担当してくれている 9B の二本木。照明を担当してくれている相羽さん。映像を担当してくれている NUMAN a.k.a GLAMOOVE と優秀なスタッフに恵まれていますね。彼等との関係もこの4年で更に深まりました。その関係から生まれた信頼感から絶妙な演出が生まれる様になったのも、大きな変化だと思います。

06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO
06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO
06S 4th ANNIVERSARY feat.FABIO & GROOVE RIDER @ WOMB, TOKYO

ブラジルの Skolbeats に今年も参加されましたが、如何でしたか?


DJ AKi : 一言で言うと何物にも代え難い最高の経験でした。昨年はブラジルの首都ブラジリアで開催された"BRASILIA MUSIC FESTIVAL"でしたが、今回サンパウロで開催された"SKOL BEATS"は規模が倍で、1日に約10万人も集まりました。参加した各ジャンルのDJも一流揃いで、その中に日本を代表してエントリー出来た事は、これからのDJ活動に大きな自信と飛躍を与えてくれました。レポートは是非ホームページを見て欲しいですね。

その他最近のAKi さんの近況を教えてください。

DJ AKi : ブラジルからのツアーも終わったし、今はやっと一段落ですね。これから夏に向けてトラック制作に入ります。そして、VJ の NUMAN と自分のユニット es9 でフルオリジナルの AUDIO VISUAL 制作をします。es9 の TAKEO と NUMAN は先週フランクフルト、イギリスでの AUDIO VISUAL ライブツアーを終え1ヶ月のツアーから帰国しました。世界各地での反響から、彼等や dublab の活動が世界のシーンで大きく注目されている事を証明してきました。これからは新しいアプローチでドラムンベースを表現したいと考えています。また、秋にはロンドン、リヴァプール、マンチェスター、スコットランドを廻るUKツアーを予定してます。

これからの 06S の戦略は?いよいよ世界進出ですか?

DJ AKi : 海外には可能な限り足を運ぼうと思ってますが、それと同様に、日本の地方にも力を入れたいですね。今年から大阪の TRIANGLE でマンスリーパーティー"06S-WEST"も立ち上がったし、全国各地にネットワークを構築しています。日本のシーンあっての自分達だと思うので。宣教師のごとくこれからも各地を訪れてシーンの拡大に努めます。それと、MIX CD も年に1枚はリリースしたいですね。

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