スタイル : テクノ
出身地 : ドイツ
関連プロジェクト : Monika Kruse @ Voodooamt
所有レーベル : Terminal M, Electric Avenue Recordings
2005年 DJ Magazine Chart : -位
2004年 DJ Magazine Chart : 184位
オフィシャル・サイト : www.monikakruse.de/
Monika Kruse というアーティストが紹介される時に、必ず語られるのが彼女の素晴らしい容貌だろう。学生時代は元モデルというキャリアを持つだけに、確かにその美しさはハンパではない。特に外国人女性を見極める能力に長けていない筆者にとっては、「スーパーモデル?」と見紛うばかりだ。ただ、彼女がベースとするドイツのクラブ・シーンは、むしろ性別を議論する方が不思議がられるくらい女性DJは当たり前の存在であり、そこの中で過酷な競争に生き残っていた彼女の力量は、やはり並大抵のものではないと言えるだろう。
ミュンヘンにてDJ活動をスタートさせ、名門クラブ"Ultrashall"でプレイしていた Monika が本格的な制作活動を行い始めるのは、'90年代後半のこと。ベルリンに拠点を移した彼女は、パートナーである
Patrick Lindsey と共に、'98年に Frisbee Tracks からデビュー作品"Voodoo"をリリースすることでシーンに打って出る。'00年には
Patrick と共にレーベル Terminal M を設立。翌'01年に同レーベルから発表したシングル" Wavez"が、Pascal F.E.O.S.や
Misstress Barbara、Richie Hawtin といったテクノDJから Danny Howells などのプログレDJにまでサポートされるスマッシュ・ヒットを記録し、続いて発表されたフル・アルバム"Panorama"も高い評価を獲得、WIRE01
にも出演を果たすなど、ここ日本における彼女の知名度も一気に高まることになる。
'03年にはセカンド・アルバム"Passengers"を発表、更には8月に Monika 個人の名義でリリースしたシングル"Latin Lovers"がヒット。翌'04年には、ピークタイム・トラックを中心に据えてきた
Terminal M とは違った路線のリリースを目指すニューレーベル Electric Avenue Recordings を設立するなど、ますますその活動の幅を広げている。息を飲むような美しい容貌を持ちながら、巷のセレブDJを雲散霧消させるか如くのクオリティ高いプレイで世界を納得させてきた彼女こそ、まさに才色兼備という称号を与えられるに相応しいアーティストであると言えるだろう。
(H.Nakamura : HigherFrequency)
MONIKA KRUSE : インタビュー
Monika Kruse インタビュー with Dr.Shingo (2004/12)
MONIKA KRUSE : パーティー・レポート
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MONIKA KRUSE : 来日イベント情報
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