この4月、おかげさまでまた面白いパーティーに出演することが決まりました。それは、代官山 AIR で行われるパーティー「K-SWISS presents K-SOUNDS Vol.2」… なんとパンク/ニューウェーブバンドの代表格 NEW ORDER のベーシストである PETER HOOK(ピーター・フック)が来日します。"Blue Monday"等のヒット曲でお馴染みですね。
1976年にイギリスのマンチェスターでセックス・ピストルズのステージを見ていたバーナード・サムナーとピーター・フックが出会い、ニューオーダー結成のきっかけになる… 僕が生まれたのも1976年。何か出会う縁があったのかな、などと思いますが、実は僕自身のニューオーダー・リスナー暦は浅く、彼らのCDも本当に代表的な物しか持っていないんです。
"Blue Monday"を彼らがリリースしたのが80年中期。その頃の僕はまだ小学生だったので、彼らの音楽がリアルタイムな世代ではありません。中学、高校でロックに出会いそこからは音楽漬けの毎日でしたが、正直な所、パンク、ニューウェーブといった音楽に余り魅力を感じていませんでした。その頃の自分は正統派なロックと言いましょうか(笑)、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、レッド・ツェッペリン、ジェフ・ベック…みたいな70年代〜80年代のちょっと古めのロック、特にギターを弾いていたのでギターが前面に出ているロックを聴いていたこともあって、「ギターソロ」の挿入度が低いバンドの音楽には余り興味が沸かなかったんですよね。しかも、そういったロックを通った後も、フュージョン、ブルース、ジャズと渋い音楽に没頭してしまったので、知識としては知っていましたが、NEW ORDER の魅力を体験することはなかったのです。
結局、まともに彼らのCDを買って聞くようになったのは僕たちの年代の青春ド真ん中、グランジを聞き始めた頃(これも20歳ぐらいですからちょっと遅かったですが)。「もっとギターがうまくなりたい」その一心でアメリカに渡り、ギターの演奏テクニックと音楽理論を究極までに突き詰めようとしていたのですが、ある難解な音楽理論を勉強した時に「なんだ、結局音楽なんてどうでもいいじゃないか」ということを感じてしまい、一気に譜面と睨めっこしながらギターの練習をしていることが馬鹿馬鹿しく思えて来た時期があったんですよね。丁度そんな時に、すんなり耳に入って来た音楽が、グランジやテクノでした。そこで初めて「音楽はソウル(魂)であり、グルーブだ」という体感的な物を大事にする様になり、それまで敬遠していたジャンルの音楽もとても新鮮に聞こえ、それらを純粋に楽しむ事が出来る様になったのです。ニューオーダーに出会ったのも、その頃だったのを覚えています。
僕はこうして NEW ORDER のサウンドに出逢ったわけですが、皆さんにもそれぞれ彼らに対する思い入れがある事でしょう。中には彼らに影響を受けて学生時代バンドを始めた、なんて音楽の原体験となるような衝撃を受けた方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。4月15日にはそんなファンの皆さんが多数 AIR に詰め掛けることが予想されます。そして PETER HOOK はDJプレイでそんな皆さんの熱い思いを受け止めて、思う存分楽しませてくれるはずです。お見逃しなく! (Dr.Shingo)
TRACKLISTING
01 True Faith-94
02 Vanishing Point
03 Shell Shock
04 1963-94
05 Bizarre Love Triangle
06 The Perfect Kiss
07 Fine Time
08 Blue Monday
09 Woeld in Motion
10 Mesh
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4月15日(土) @ AIR _ 22:00 〜 Door : Y3,500 _ w/flyer : Y3,000 AIR MEMBERS : Y2,500 Music by Peter Hook (New Order) DJ : Dr.Shingo (HigherFrequency Resident) Lounge DJs : Gregoire (KL), Mike McKenna, Taka, Ohno Music : House, Electro 4月14日(金) @ salon de CALIGULA _ 22:30 〜 前売 : Y3,000 (1d) _ Door : Y3,500 (1d) DJs : Peter Hook, Nakamura Kazumoto, Luke "K-SOUNDS"第2弾は、前週 KARL BARTOS ex-KRAFTWERK に続き、ついにこの日待望のアーティストが AIR に登場する。PETER HOOK - NEW ORDER のベーシストとして輝かしいキャリアを持つ彼が、なんとDJとしてこのイベントに参加する。今更彼のことを語る必要などないであろうが、約30年もの間ミュージックシーンの第一線に身をおき、常に新しいアプローチとアイデアで、ROCK, POPS, ELECTRO、DANCE 等、全てのジャンルを超越した彼らの音楽性は、'オリジナル'という以外言葉が当てはまらない。そして彼が日本のクラブ・オーディエンスの前で初の DJ SET を披露する。これは新たな歴史の第一歩であり、この瞬間に立ち会うことこそダンスミュージックのルーツを知り、そしてまた素晴らしさを感じることに間違いない。(CLUB AIR 提供の情報より抜粋) |
4月8日(土) @ AIR _ 22:00 〜 Door : Y3,500 _ w/flyer : Y3,000 AIR MEMBERS : Y2,500 Music by Karl Bartos (ex-Kraftwerk, Electric Cinema) DJs : Hitoshi Ohishi (HigherFrequency Resident/Newdeal), Numanoid (Mad Skippers/Joujouka) K-Spray Phase II Artists : GrandHigh, Fremantle & Music by DJ KENSEi, DJ Yutaka Music : Electro, Techno, House, Hip Hop 4月7日(金) @ salon de CALIGULA _ 22:30 〜 前売 : Y3,000 (1d) _ Door : Y3,500 (1d) DJs : Karl Bartos, Metalob, Segeke K-swiss の40周年を記念して、2週連続で開催の"K-SOUNDS"。メインアクトには、ブランドの長い歴史にふさわしいリビングレジェンドたちがフィーチュアされる。第1弾は、KARL BARTOS。あらゆるエレクトロミュージックのオリジネイターといえる KRAFTWERK の黄金期を支え、彼によって創出されたバンドのビートは、「Radioactivity」「The Man Machine」など数多くの大ヒット・チューンを世に送り出した。New Order、Depeche Mode、U2 らニューウェーヴ以降のビッグアーティスト、そして世界のダンスミュージック・シーンに彼らが与えた影響力は、決定的なものだったといえる。また K-SPRAY Phase II と題した音とアート・パフォーマンスの融合も見逃せない。(CLUB AIR 提供の情報より抜粋) |
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