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South America Music Conference

international news_2004.09.23

South America Music Conferenceが開催へ

最近では、世界各地においてミュージック・コンファレンスのラッシュとなっているが、今後は、南米のブエノス・アイレスが名乗りをあげ、12月11日にCentro Costa SalgueroにてSouth American Music Conferenceを開催する事を発表した。

最近ではあのCreamfieldsも進出するなど、南米地大陸におけるクラブシーンの中心地へと発展を遂げつつあるブエノス・アイレスであるが、今回のコンファレンス開催によって、今後ますますシーンの主導権を握っていくことになるのは間違いなさそうだ。

今回のイベントの主催者の一人Maria Noelは、「ブエノス・アイレスは、今や南米の文化的ムーブメントの震源地であり、数多くのレストランやバー、それにクラブといった存在が、この地でのナイトライフにとって完璧な環境を作り出していると言えるでしょう。また、今回のコンファレンスは、ラテン・アメリカの誇るダンスミュージックの才能達を目撃できる絶好のチャンスでもあるとも言えます」と語っている。

アーティストやディストリビューター、マニュファクチャラー、クラブ、バー、メディアなど、全ての業界関係者が集う事が見込まれるこのコンファレンス。最近のエレクトロニック・ミュージック業界に関する様々なテーマが語られることになっているが、こう言ったセミナーやネットワーキング・イベントと言ったシリアスな側面も、やはりコンファレンスの最大の目的とも言える「パーティー」の前には、その意義も霞んでしまうのが参加する人達の本音であるだろう。

今回参加が予定されているアーティストは、Bad Boy Bill、Christian Smith、Danny Howells、Danny Rampling、Derrick May、DJ Dan、Donald Glaude、Evil Eddie Richards、Francois K、Green Velvet、John Aquaviva、Justin Robertson、Marco Bailey、Misstress Barbara、Nick Warren、Pete Tong、Richie Hawtin、Smokin Jo、Tall Paul、Tiga、Way Out Westなどの錚々たる面々。これらのトップスターに加え、数多くの地元アルゼンチンのDJも多数参加し、技を競う事になっている。しかも入場料はたったの20-30ドル(2〜3,000円)と安く、ひょっとすると一番安いミュージック・コンファレンスかもしれない。

いずれにしても、ヨーロッパから日本と同じくらい距離が離れているアルゼンチンで、こういったコンファレンスが開催され、しかもトップDJが大挙して参加できるということは、我々日本人にとっても同じようなコンファレンスが期待できるという事でもあろう。その意味で、このフェスティバルの成否の行方には注目していきたい。


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