international news _ 2004.11.25
先日、日本で先行リリースされたニューアルバム"Two Worlds Collide"が遂にワールド・ワイドでも発売されたばかりのハウス・ミュージック界の頼れる兄貴 David Morales。10月に行われた来日公演でも迫力あるプレイを見せてくれた彼が先日Skrufffと対談し、アルバムの内容について語るとともに、「自分が大きな成功を収めることが出来たには、キャリアをスタートさせた時にしかるべき人間を知っていたからだ」とその成功の鍵となったエピソードを明らかにした。
ご存知の通り、Davidの大ブレイクのきっかけは、80年代の後半に当時全盛期を迎えていたLarry Levanのパラダイス・ガラージでプレイした時に訪れるのだが、その時のことを振り返ったDavidは次のように語っている。
「もしJudy Weinsteinがいなければ、俺がパラダイス・ガラージでプレイすることは決してなかっただろう。ある日、彼らがJudyに"無名のDJで誰かいい奴がいたら推薦してくれないか?"と頼んできたんだけど、そしたら彼女が"この若造を使ってみたらどう?"って言ってくれたんだ。で、その"若造"っていうのが俺のことだったというわけさ」
その後Judy Weinsteinは、Davidと共にDef Mix Productionを設立することになり、現在でも彼のビジネスパートナーとして運営に携わっている人物である。
しかし、彼を音楽制作の道へと導いたのは他のDJたちだったようだ。Davidは続ける。
「当時俺はレコード・プールのメンバーだった。レコード・プールは、Shep PettiboneやSteve Thompsonといった、当時アレサ・フランクリンやマドンナといった連中と仕事をしていたトップクラスのリミキサーやプロデューサー達が集まっているDJ組織で、そこで彼らから色々と教わることになったんだ。彼はよく俺を自分のスタジオに連れて行ってくれて、サンプラーが何かといったことからいちいち教えてくれたものさ。それで、俺もシーケンサー付のキーボードを買うことにしたんだ。全然弾けなかったのにね」
人との良いつきあいこそが、彼の成功の秘密だとDavidは強調する。しかし、実際にはそれだけでは難しいということも付け加えている。
「俺がいつも言っているのはたった一つのことさ…"仕事が仕事を呼んでくれる"。扉は誰かが開けてくれるかもしれない。でも、大切なのは自分が今なにをしているかってこと。この先前に進んでいけるのか、それとも頭からぶっ倒れてしまうのか、ってことだよ」
David Moralesのニューアルバム、11月15日、いよいよ世界に向けて発信される。
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