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Yr Mum, Yr Dad

international news _ 2007.03.15

ニュー・レイヴ界のカリスマ・デュオが解散

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

ロンドン発のニュー・ムーブメント、ニュー・レイヴ界のカリスマ・パフォーマンス・デュオ Yr Mum, Yr Dad が、ロンドンのクラブ The Ghetto でのギグを最後に解散することが明らかになった。デュオの片割れ Scottee はSkrufff に次のように語っている。

「良い時代にはいつか終わりがくるんだ。2年間デュオとして活動したし、そろそろ新しいことに挑戦するのもいいんじゃないかなって思ってね。春も近づいてきたし、古いモノには別れをつげて、新たな気持ちで頑張るよ。3月16日の The Cock(The Ghetto) でのパーティーが Yr Mum, Yr Dad としてのラストギグさ」

若干21歳にして人気クラブ Anti-Social のチーフ・プロモーターを務める Scottee だが、今後DJ活動に関しては、数をこなすのではなく、 Torture Garden や Popstarz といったビッグ・パーティーに的を絞って出演していきたいという。他にもクラッシック作曲家の Jordan Hunt とパフォーマー The O とのコラボレーションや、ニュー・レイヴの象徴ともいえる‘一風変わったファッション’のプロモーションも続けていくようだ。

「別に変わった恰好や ‘行き過ぎちゃってる’ ファッションをしてるつもりはないし、むしろその逆なんだ。捨てられちゃうようなモノを再利用して、美しいオブジェクトや洋服を作りたいだけなのさ。普通のファッションは退屈だよ」

「確かに男の子が紙製の服を身にまとって街を歩く姿は、少し変に見えるかもしれないね。でもリサイクルして服を作るって凄く素敵なアイディアだと思わない?」

「ただボク1人で素敵なファッションを作っても面白くないよ。国全体がオシャレに目覚めて欲しいのさ。6歳のキッズが母親に付け睫(まつげ)をおねだりするような、そんな国にしたいんだ」

彗星のごとく現れ、ロンドンのオルターナティブ、ゲイ、ニューレイブ・シーンを賑わせた Yr Mum, Yr Dad だが、人気絶頂期の頃を思い返しながら Scottee はこう話す。

「ボクたちをコピーする人達は後を絶たなかったよ。真似をされるのはある意味気分がいいし、それにクールだって言われてるようなものだから気にはしてないけどね。ただ他のクラブのプロモーターを含め、ライバルからの嫉妬が激しかったよ。まぁ彼らの殆どは、自分たちのやってる事に自信がないからボクらに嫉妬してたんだろうね」

ニュー・レイヴ、エレクトロクラッシュ、フリーク…どんな呼び方でも構わないけど、とにかく今はマスコミやメディアが騒ぎ立て過ぎてて、みんな他人を蹴落とすことばかり考えてるんだ。共存していけるスペースはまだ全然あるのに、それに気がつかない人が多いのさ」

彼はさらにこう続ける。

「Anti-Social はタイミングが良かったんだろうね。 Anti-Social をニューレイブのクラブとしてプロモーションしたことは一度もなかったのに、自然といいイベントが集ってきたよ。もはや‘ニュー(新しい)レイブ’という名に相応しい目新しさは無くなってしまったけど、ロンドンのファッションや音楽シーンに新しい方向性を与えてくれたのは確かだね」

Yr Mum Yr Dad 名義でのラストイベントは、3月16日(金)にロンドンの The Cock(The Ghetto) で行なわれる。

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