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Judge Jules

international news _ 2006.03.27

Judgement Sunday は今年もハードハウス / ブレイクス路線

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Yoshiharu Kobayashi(HigherFrequency)

ハード・トランス界のスーパー・スターDJ Judge Jules オーガナイズの元、イビザのサン・アントニオにあるクラブ Eden で毎週日曜日に行われているイベント Judgement Sunday が、今年のシーズン開催に向けてラインナップを発表した。

本日お伝えした Mix Mag のニュースでもわかるように、今ミニマルに熱い注目が集まっているが、Jules はそんなことは気にせずに、ブレイクスのトップDJである Stanton Warriors、Krafty Kuts、Plump DJs や、昨年の DJ Mag Top 100で見事14位に輝いたプログレッシブ・ハウスのスター Christopher Lawrence、ハード・ハウス界の雄 Eddie Halliwell 等といった、例年通りのハードハウス / ブレイクスの錚々たる面々の出演を決めている。

「年に30カ国、175本のDJをやっている僕の体験から言わせてもらうと、ミニマルがきているというメディアの見解は、ロンドンをシーンの中心として捉えた視野の狭いものだとしか思えないね。ミニマルが新しいというのは当たってないんじゃないかな」

また、彼の盟友 Eddie Halliwell が作った Mix Mag のカバーCDが、似たような曲ばかりミックスされていると評されたことに対しても、彼は軽く受け流している。

「いい新曲というのは、そんな毎週のように出てくるわけではないんだよ。何週間も大した曲が出てこないこともあれば、一遍にいい曲がたくさん出てきてしまってセットリストに入り切らないときだってあるんだ」

「僕がかける曲はトランスばかりではないよ。ダンス・フロアに合う曲だったらなんだってかけるんだ。今のダンス・ミュージックというのは、まるで色々な宗派が混在するキリスト教のようなものさ。トランスでさえもジャンルが細分化されてしまっている。でも、僕はそんなこと気にせずにグルーヴィーな曲をかけるだけだし、そういった曲への興味は決して尽きることがないんだよ」

Jonty Skrufff (JontySkrufff.com)

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