international news _ 2006.03.27
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Yoshiharu Kobayashi(HigherFrequency)
イギリスのクラブ・ミュージック誌 Mix Mag は、最新号で4ページに渡って「ミニマルは今一番熱いサウンド」という特集を組んだ。
だが、Mix Mag が「ミニマルのようなアンダーグランドな音楽に今世界中が夢中になっているのは、クラビング自体がまた盛んになってきているからだ」とする一方で、イギリスの情報誌 Time Out は、「ミニマルは死んだ」という正反対の特集を組んでいる。
Time Out は、「ミニマルは荘厳な未来の音楽なのか。それともドラッグに夢中な哀れな子供たちが月曜の朝をやり過ごすための音楽なのか。」「ミニマルは今年の夏のサウンドトラックとなるのだろうか。いや、その前に私たちが飽きてしまい、その次を探しているかもしれない」としている。
スコットランドのミニマル・マエストロ Alex Smoke は、Skrufff とのインタビューでこのような指摘をしていた。「最近は、テクノでもエレクトロでもハウスでもミニマルと呼ばれるようになってきている。ミニマルはジャンルの定義としてはとても曖昧なものになってきているんだ」
「僕は去年の方が所謂ミニマルと呼ばれるサウンドをたくさん聴いていたし、自分でもプレイしていたよ。でも、今はもっとテクノやエレクトロをかけるようになってきているんだ」
「というのも、あまりに急激にミニマルが人気になりすぎたから、どのDJもみんな同じ曲をかけるようになってしまってつまらないからさ」
Jonty Skrufff (JontySkrufff.com)
関連リンク