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international news _ 2007.06.14

Paul Oakenfold がクラシックに挑戦

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

UKトランス界のドンこと Paul Oakenfold が、ボストン・ポップ・オーケストラ主催のコンサート‘Pops on the Edge’に参加することが明らかになった。

ロイター通信によると、Oakey は Felix Brenner の楽曲をオーケストラの伴奏と共に演奏するようだ。なお今回の共演は、人気急上昇中のジャンル‘クラシカル・クロスオーバー’への挑戦と言えるだろう。

また、今回のプロジェクトが実現する3年前には、Radio 1 の DJ Chris Coco もイギリスのクラシック・ミュージシャンとのコラボレーション・アルバム “Remasterpiece” をリリースしている。アルバム・リリース当時に行ったインタビューで、Chrisは次のように語っていた。

「クラッシク・ミュージシャンとのコラボレーションは想像以上に難しかったよ。クラシックの楽曲をアレンジすることを心良く思ってない人も多かったし、それに彼らは楽譜通りにしか演奏出来ないんだ」

「彼らにアドリブで演奏してもらうなんてもっての他だったよ。あと彼らに‘クラブ・サウンドとクラシック音楽の融合’というコンセプトを理解してもらうのは、至難の業だったね。時には彼らに頭を下げてお願いすることもあったくらいさ。それでも理解してもらえない人には、残念ながらチームから外れてもらったよ」

クラシック好きで知られる Pet Shop Boys の Chris Lowe もまた、クラシック・ミュージックに対して不満があるようだ。

「クラシックのコンサートは音が小さいから嫌なんだ。アンプを使った大きな音にすっかり慣れてしまったから、アンプを使わないオーケストラの音では物足りないと感じちゃうんだろうね。実は去年相棒の Neil が、ベルリンのクラブでクラシック・ミュージックを使った DJ セットをやったんだけど、それが凄く良かったんだ。クラブの大音量で聴くクラシックは最高だね」

フル・オーケストラとの共演による Oakey のパフォーマンスは、由緒あるボストン・シンフォニー・ホールにて6月26、27日に開催予定。


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