HigterFrequency OVERSEAS NEWS

ENGLISH INTERNATIONAL NEWS

Paul Oakenfold

international news _ 2007.02.05

Paul Oakenfold - ブレア首相から解放される

text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

長年に渡って‘ブレア首相の隣人’というストレスに悩まされていた Paul Oakenfold だが、彼がストレスから解放される日はそう遠くなさそうだ。

ブレア首相は’04年10月、 Oakenfold も住むパディントン・スクエアに365万ポンド(約8億円)でセカンドハウスを購入したものの、エリアの地価が急落したこともあり移住を考えたようだ。 Standard 紙は 「首相は NY に新居を構えることも考慮しており、一番下のご子息が安心して通える学校が近くにある場所を探している」と報じている。

一方、 US ハウス DJ Roger Sanchez は、ニュージャージー州への引っ越しを余儀なくされた時のことをこう語る。

「マンハッタンに小さなアパートを借りてたんだけど、100万ドル(約1億2千万円)で買取って欲しいって言われたんだ。向かいにはパーキングしか見えないような眺めの悪いちっぽけなアパートにそんな大金払う気にはなれなかったよ」

また、‘80年代数々のヒットを生み出したプロデューサー / DJ で、 Madonna の元パートナーとしても知られるJellybean は、現在の NY ナイト・シーンについて次のように話している。

「マンハッタンの急激な地価高騰のお陰で、 NY のナイトライフが日に日に面白くなくなってきてるね。 NY で1ベットルーム・アパートを購入しようと思ったら130万ドル(約1億6千万円)もするし、クラブのある地域は、次々とアパートが建設され住宅エリアになってきてるんだ。今じゃ政府は元倉庫地区に大金をつぎ込んで、高級住宅地にしちゃってるのさ。自分の家の周りに騒がしいクラブがあって喜ぶ人なんていないだろ?だから NY のクラブが次々とクローズに追いやられてるんだ」

しかし彼はこうも指摘する。

「でも長いスパンで見れば、この状況は NY のクラブシーンにとってプラスになると思うよ。マンハッタンの高級地化が進み、ビック・クラブが危機に面している今だからこそ、小さなクラブやアンダーグラウンドなパーティーシーンが育って行くんだ。サタデーナイト・フィーバー以前の NY クラブシーンがそうやって広がって行ったようにね」

関連記事


関連リンク