HigterFrequency OVERSEAS NEWS

ENGLISH INTERNATIONAL NEWS

international news _ 2007.03.28

ベテランDJの老後 - Armand Van Helden、Paul Oakenfold の場合

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

30代のアメリカ人ハウス DJ Armand Van Helden が今年で61歳(ウィキペディアによると、彼は’46年〜49年の間に生まれたと言われている)を迎えるニューヨークのレジェンド DJ Junior Vasquez を称え、オーストラリアの3D World にこうコメントした。

「60〜70歳になってもまだファンがいるなんて素晴らしいことだと思うよ。ただ、実際のギグを見に来る人々が10人しかいなかったら、引退するべきかもしれないね」

ベテランDJ関連のニュースとして、世界初の DJ であり、5年前に2万回を超えるギグに出演したキャリアに終止符を打ち、リタイアしていた DJ Ron Diggins が先週ボストンで90歳の誕生日を迎えた。ディスコ・シーンを開拓した、シーンのパイオニアという特権を持つ彼だが、そんな彼でも今日のスーパースター・ブーム…特に一晩で2万ドルを越えると言われているそのギャラの高さには驚きを隠せない様子だ。

「こんなブームが起こるなんて思ってもいなかったよ。僕がDJでもらった最高額は50ドルだったよ」

‘04年に囁かれた引退説を笑い飛ばして Liverpool Echo に「DJ するのは好きだし、これからも続けていくよ。どこからそんな噂が出てきたの?」と話したスーパースター DJ Paul Oakenfold だが、最近の Miami New Times のインタビューでは、慎重な様子で 「最近フォーカスしているのは映画業界だ」と語った。

「3年ほど前から DJ 業とは意図的に距離をとってるんだ」

「最近はニュー・アルバムの宣伝のためにツアーに出ることも多かったけど、一般的にはサウンドトラック制作の方に力を入れてるよ」

関連記事


関連リンク