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Tiefshwartz

international news _ 2006.07.25

Tiefshwartz - エレクトロクラッシュの中心人物たちに感謝

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

ジャーマン・エレクトロ・シーンを代表する兄弟プロデューサー Tiefschwarz が、Fabric からリリースされるコンピレーション CD について Skrufff とのインタビューに応え、その中で彼らがエレクトロクラッシュや、それに関連した要素の大ファンであることを明らかにした。

「エレクトロクラッシュは、あらゆるものの境界線を無くしたという意味で、すごく重要なムーヴメントだったんだ。突如現れたすごくフレッシュなもので、誰もこれほどまでに力強いムーヴメントになるとは予測していなかった。エレクトロクラッシュは、ハリケーンみたいに現れて、一連のスーパースター DJ 現象のように、シーンにとってマイナスな要素を取り除く助けになったんだ」

「ロックとエレクトロのコンビネーション、そしてあのダーティーな要素は、どんな音楽にも重要なんだ。エレクトロクラッシュによって、音楽は再びセクシーに生まれ変わったのさ。女の子はダンス・フロアに戻ってきたし、音も型破りの、ファッション性のあるものだった。完璧だったよ。エレクトロクラッシュの繁栄は、音楽史の中でも、すごくクリエイティヴな瞬間だった。こういったムーヴメントが起こって、ものすごくハッピーだよ」

このような彼らのエレクトロクラッシュに対する無条件のサポートは、’02年に流星のごとく現れ、大きな注目を浴びるも、周囲の騒ぎが大きくなると共に、Felix Da Housecat や Dave Clarke、DJ Hell といったシーンを代表するアーティストに距離を置かれ、バッシングされ続けてきたこのジャンルの再評価を引き起こすきっかけとなるかもしれない。

「自分たちの音楽をエレクトロクラッシュと呼んだことはないよ。そう呼んでるのはニューヨークの人だけさ。エレクトロクラッシュは、エレクトロとポップが混ざった音だから、そういう音は Gigolo ではあまり扱ってないんだ」’03年、Hell はこのように Skrufff に話していた。「違う方向に誇大宣伝されていて、自分がエレクトロクラッシュのムーヴメントの一部だとは感じないね」

その同時期に Dave Clarke も、DJ として Fischerspooner の ‘Emerge’ をいち早くセットに取り入れたことを後悔するような発言をしていた。

「他の DJ がプレイし始める前から ‘Emerge’ をプレイしていて、当時は彼らもすごくエキサイトしてたみたいで、Fischerspooner やそのシンガーからよくメールを受け取ってたんだ。」

「それから2年後、偶然彼らが Top Of The Pops で“パフォーマンス”してるのを見かけたんだ。『何の関わりも持たなくて良かった』って思ったよ。まるでアート・スクールを追い出された Flock Of Seagulls のような感じだったからね。彼らがエレクトロクラッシュをダメにしたのは間違いないよ。あんなエゴのでかい奴らはそれまで見たことなかったね(笑)」

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