international news _ 2006.12.22
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji
イスラエル外務省およびテロ対策本部は、アルカイダの次なるテロのターゲットはインドのゴアだとして、旅行者にゴア行きを取り止めるよう呼び掛けている。
「情報機関からの情報によると、アルカイダはクリスマスシーズンにゴア地区を攻撃するテロ計画を企てているようです」外務省はこう注意する。
「カウントダウン・パーティー時期のゴアは、イスラエルからの旅行者で賑わうため、アルカイダにとって恰好の標的なのです」
信憑性が高いことで人気のポータルサイト Debka.com は、「アルカイダは西洋人やイスラエル人旅行者が集まる年末パーティーにテロを仕掛ける準備を整えている」と伝えており、イスラエル人旅行者に国内に止どまるか、少なくともビックパーティーには近付かないよう忠告している。
皮肉にも今回のテロ計画のニュースが報道される数週間前に、 Brijendra Singh Brar ゴア警察長は「レイバーはテロより質が悪い」と地元新聞に語っており、クリスマスから正月にかけて行われるパーティーでは麻薬捜査犬による薬物取締を導入する意向を表明したばかりである。
「ゴア警察は断固として、地域から薬物を排除していくつもりです。ドラックは若者を悪へと導く憎むべきテロ行為なのです」
また数ヶ月前には、ゴア観光局の Wilfred D'Souza 博士は「今後レイバーを歓迎するつもりは無い」と語っており、夜間10時以降のパーティーを全面禁止する勢いだ。
D'Souze 博士は以前からパーティー・シーンに対して批判的な態度を示しており、 Mid Day Mombai 紙に次のように語っている。
「レイブやトランスパーティーが目的でゴアに訪れる人のことまでは残念ながら構っていられません。皆さん私たちの忠告に従ってください」
一方、人気ポータルサイト OhMyNews はトップページに“ゴアのビーチで溺死者続出”といった記事を掲載しており、「ゴアで海に入るのは危険」だとコメントしている。
「ゴアのビーチは非常に危なく、毎週1人か2人の死者が出ています。インド各地から遊びに来た旅行者の多くが、浅瀬で泳いでいる時に強い波にさらわれ、溺死しています」
かつてはレイブのメッカで知られたカラングテ・ビーチは、今や1年に何人もの死者を出すインドで最も危険なビーチとしてその名を轟かせることとなった。
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