international news _ 2006.12.21
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji
The Rapture や Tracey Thorne のプロデューサーとして注目を浴びているベルリン在住のイギリス人プロデューサー/ DJ の Ewan Pearson が、生活費を稼ぐためにハンバーガー・ショップで働いていた時のことついて話してくれた。
「FA カップ決勝戦の時にウェンブリー・スタジアム内のハンバーガーショップで働いてたんだ。あの仕事は本当に辛かったし、2度とやりたくないよ。だからホテルの部屋にケチを付けたり、長旅で疲れたとか愚痴を言いたくなった時はいつも、ハンバーガー屋時代を思い返すようにしてるんだ。今考えると人生のいい勉強になったよ」
彼はケンブリッジ大学に在学中、音楽作りに専念するために大学を1年休学し、ハンバーガー・ショップでバイトを始めたという。
「自分の名前が載ったレコードが店頭に並ぶのが夢だったんだ。それがこんな風に音楽を本職に出来るようになるなんて想像もしてなかったよ。10代の頃から趣味で音楽作りはしてたけど、それを仕事に出来る日がくるなんて今でも信じられない。音楽で生計を立てられるなんて本当にラッキーだよ」
また、彼は笑いながらこう続ける。
「The Rapture のアルバムでは8曲プロデュースしてるし、Tracey Thorne のアルバムも半分以上の曲に携わってるよ。あと来年にも何曲かリリースが予定されてるんだ。ここまで来るのは大変だったし、今年はプロデューサー業もDJ活動も今までと比べ物にならないぐらいハードだったけど、楽しくやってるよ」
「イギリス人の中には徴兵制度に賛成する人もいるけど、軍隊に入るよりサービス業で働くことの方がよっぽど効果的でいいと思うな。みんな人生で一回はハンバーガー・ショップで働くべきだね。性格形成にはぴったりの場所さ」
スマッシュ・ヒットとなった Alter Ego のミックスを含む Partial Art のニューシングル ‘Trauermusic'、そしてEwan、 Sasse、 Metro Area レーベルの Darahan によるコラボレーション・ナンバー ‘It's All True' は近日発売予定。
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