本名 : Nathan Fake
スタイル : プログレッシヴ・ハウス, ダウンテンポ
出身地 : イギリス
関連レーベル : Border Community, Saw Recordings, Traum
オフィシャル・サイト : http://www.nathanfake.co.uk
今クラブ・シーン全体から熱い注目を浴びている天才 James Holden 率いる Border Community から、突如現れた若き才能
Nathan Fake。イギリスはノーフォーク出身、Reading College of Art and Design で音楽制作を学んでいた彼は、生まれて初めて送ったデモ・テープでいきなり
Border Community との契約を獲得するという快挙を成し遂げる。そして、'03年にデビュー・シングル 'Outhouse' をリリースすると、同曲は
John Digweed、Nick Warren、Hernan Cattaneo といったプログレッシヴ系のトップ DJ に次々とピックアップされるというクラブ・ヒットを記録。更に、同曲は発売から1年以上が過ぎても尚クラブやラジオで耳にすることが出来るクラブ・クラシックへとなるのであった。
'04年にはセカンド・シングルとなる 'The Sky Was Pink' をリリースする。オリジナルは、じわじわと盛り上げるダウンテンポのトラックであったが、James
Holden によるビートを利かせたフロア仕様のリミックスは、Adam Beyer、Damian Lazarus、Luke Slater、Steve
Angello といった錚々たる面子のミックス CD に収録されるなど、大ヒットを記録。Nathan Fake の名をクラブ・シーンに轟かせる決定打となった。
勢いに乗った彼は、レーベル・メイトの Avus や、ドイツが誇るエレクトロ・ハウス系の兄弟デュオ Tiefshwarz 等といった有名どころのリミックスを次々に担当。そして、'04年には日本が世界に誇るベテラン
DJ Satoshi Tomiie のレーベル Saw Recordings から "Watlington Street EP" を、翌 '05年にはドイツの
Traum から 'Dinamo' を世に送り出し、まさに時の人と言わんばかりの目覚しい活躍を見せるのであった。
'06年には、自身としてはもちろん、Border Community としても初となるアルバム "Drowning In A Sea Of
Love" をリリース。ポスト・ロック・バンド Mogwai、シューゲイザーの代表的なバンド My Bloody Valentine、そしてフォークトロニカのパイオニア
Four Tet 等から強い影響を受けたという彼らしいデジタル・フィードバックによる音の壁を築きつつも、イノセントでノスタルジックな印象を与える唯一無二の音世界を披露した彼は、またも世間に強い衝撃と新鮮な感動を与え、早くもその人気を不動のものにするのであった。
DJ 活動は一切行わず、ラップトップのみを使ってを繰り広げるライブ・パフォーマンスが大きな話題を呼び、地元イギリスはもちろん、ヨーロッパ全土でも引っ張りだことなっている
Nathan Fake。'06年6月には、長野県木曽郡のこだまの森にて開催される野外音楽フェスティヴァル Taico Club への出演と、それにあわせた全国ツアーを行い、日本のファンを大いに湧かせたことも記憶に新しい。(Yoshiharu
Kobayashi ; HigherFrequency)
Nathan Fake : 来日イベント情報