Jeff Mills Contact Special 05

ENGLISH Jeff Mills Contact Special

Jeff Mills Contact Special

一昨年、昨年と開催された “Time Sensitive” に続き、テクノ・シーンの巨匠 Jeff Mills によるレジデント・パーティーが、今年も渋谷WOMBにて行われる。“Contact Special” と題された今年のパーティーは、以前までのレジデント・パーティーとは異なるもので、未知との遭遇的なコンセプトをもと、ホスト役兼レジデントDJのJeff のチョイスにより3組のゲスト・アーティスト - 第一週目となる14日には、日本を代表するテクノ・ユニット Co-Fusion、第2週目の21日にはベルリン出身のミニマリスト Scion、最終週となる28日にはパリ出身の Sub Space と チェコ出身の Elektrabel という Axis のサブ・レーベル 6277 で活躍する二組の新人をフィーチャーして行われる。

今回HigherFrequency では、“Contact Special”の開催を記念して、ゲスト出演するアーティストのオリジナル音源 / ライブ音源を単独ストリーミング配信。ホストであるJeff のコメントも加えて、3週に渡って掲載することとなった。

Jeff がどのようにして東京のクラウドに「コンタクト」してくれるのか、パーティーに対する期待を膨らませながら楽しんで欲しい。(Kei Tajima)


Jeff Mills 3年間かけてJeff Millsは今夜のため、新しいレーベル"Mission 6277"のために選ばれた2組の新人のスペシャルなデビュー・パフォーマンスを用意していたのだ。6277 とはMars(火星)をナンバリングしたもの。宇宙で人類以外の生命体を発見するまで続く使命のもと、Jeff は Axis のサブ・レーベルとしてこの 6277 を始めた。この機会に Jeff はパリから二人組”Sub Space"とチェコから"Elektrabel"を迎える。Sub Space はシーケンスとアレンジの複雑な美しさに長け、そのサウンドは完璧で永久である。Elektrabel は火星のダーク・サイドの音を聞かせてく れるだろう。攻撃的なまでに魅惑的、深い感情をアバンギャルドな音の中に組み込む。SYNTHETIC: この夜は Jeff Mills が新しい始まりを示すべく新しい音の洪水でドアオープン。TRANSFORMATION: Sub Space のパフォーマンスのあと、Elektrabel が最後の宇宙への旅に向ってフリーケンシーをセットしてくれる。SCENARIO: Jeff がダーク、ドラマチックなサウンドで未知の物体と対決する。新たな発見のための夜。新しい始まり。 - Jeff Mills



Jeff Mills Contact Special

10月28日(金) @ WOMB, Tokyo _ 23:00 〜

Door : Y4,000 _ w/flyer : Y3,500 _ WOMB Member : Y3,000
DJ : Jeff Mills
Guest Live : Sub Space, Elektrabel
VJ : Numan aka Glamoove
Music : Pure Techno


ELEKTRABLE
エレクトロニック・ミュージックを作曲し始めてまだ数年のElektrabelは、作曲するうえで妥協と言う感情を持つことがないアーティストで、その姿勢はもはや新人の領域を越えている。 Elektrabelのサウンドはピュアで精密だ。彼のファーストデモをAXIS RECORDSで聴いた時、そのピュアなサウンドは私たちの肥えた耳をすぐさま捕らえた。彼のように初めて上るステージの向こう側に、確実に将来の成功を可能にするこの様な奇跡は、かつてのこのアバンギャルドな音楽業界ではそう珍しいことでもなかったが、今日多くのテクノ プロデューサーにはなし得ない事だ。
Elektrabelの独特な法則を理解するのはそんなに難しいことではない。「映像」、「目的」、「論理的な精神構造」などに基づくアイデアを形にしていき、その人が過去に何をして来たのか、そして今後何が必要になっていくのかを計るセンスなどが関係しているだけのことである。初期のエレクトロニック・ミュージックにでさえもそういった抜きん出たものを位置づける事はアーティスト共通の葛藤であった。Electrabelは夢中になる価値があり、こういったものを創造する彼にはこれから長い未来の冒険が待っていることだろう。そしえその類稀なる才能から来る重圧は悲劇としかいいようがない。(Jeff Mills)

SUB SPACE
SUB SPACEの音楽価値とは「普遍的な美」である。形や色や印象と言った上での美ではなく、音楽に欠けているもの、「可能性」といった意味での美である。それは神秘的なもので、燃えるような欲望を音とリズムとでコミュニケートしている事をはっきり聞き取ることが出来る。音はクリアーでそれらを読み取る事が出来る。あなたの心の繊細な部分に入り込んでくるリズムにこそ誘惑がある。そしてあなたはそれらをもっと感じ取りたいと、聴きたいと、欲している自分自身を見いだすであろう。エレクトロニック・ミュージックの海で、SUB SPACEは作曲する上での過程で他と同じような安っぽい罠に陥りはしない。昔のエレクトロニック・ミュージックを学ぶ事はとても大切な事だと言う声もあるだろう。そしてこれについてはもっと論じてもよいことである。ただ、SUB SPACEの今後の動きと信念というものは過去ではなく私たちがしっかりと今日、そして明日を更に見つめていくと言うことである。
色々な前途有望なものがある中、SUB SPACEはエレクトロニック・ミュージックに希望に満ちて迎えられるのである。彼らがやっている事がそれでなかったとしたら、何のためにその信号を見せているのだろうか。(Jeff Mills)



Subspace Presentation

Subspace


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