HigterFrequency パーティーレポート

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Diesel U Music Awards

DIESEL-U-MUSIC AWARDS 2006, London

DATE : 4th October, 2006 (Wed)
Musicians : DIESEL-U-MUSIC 2006 INTERNATIONAL WINNERS
PHOTOGRAPHER : Awards photos by David Fisher (Rex Features) _ After party photos by Masanori Naruse
Text: Kei Tajima (HigherFrequency)


世界中に根強いファンを持つ ファッション・ブランド Diesel によるアーティストの発掘&支援プロジェクト DIESEL-U-MUSIC のフィナーレを飾ることとなる DIESEL-U-MUSIC AWARDS 2006 がロンドンの Shoreditch Town Hall で行われ、HigherFrequency もその様子をレポートしてきた。日本では'04年にスタートし、昨年のアワーズでは ageHa@STUDIO COAST にて、Tim Deluxe や BT、Adam Freedland といったアーティストと共に盛大なファイナルを行うなどして知名度を上げてきた DIESEL-U-MUSIC だが、今年は日本、イギリス、アメリカ、イタリア、ベルギーの5カ国が一丸となり、最終的にロンドンでウィナーを選抜するというインターナショナル・ブランドならではのコンテスト内容で、日本国内からも過去最高を誇る応募が殺到、例年以上の激戦となった。そんな激戦の末、ロンドン行きに切符を手にした noodles (Rock)、group_inou (Urban/Hiphop)、Ace:Space:Bass (Electronic) という3組。筆者も、国内だけでなく海外でのブレイクを狙う彼らと共にロンドンへと旅立った。

Diesel U Music Awards
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Shoreditch Town Hall は、Liverpool Street と Old Street 駅の真ん中に位置するホール。周辺には、Damian Lazarus 率いる Crosstown Rebels がレジデント・パーティーを行っていることでも話題の T-bar などがあり、デザイナーやクリエイターなどが多く住むエリアだ。ビジネスマンでごった返す Liverpool Street 駅周辺でタクシーがつかまらず、開始時刻に30分ほど遅れてしまった筆者だが、そこはさすがヨーロッパ。まだアワーズは始まっておらず、汗を拭き拭き席に着いた筆者も安心して Shoreditch Town Hall の歴史的な内装を楽しみながらショーの開始を待った。イギリスのセレブなども多数参加した今回のアワーズには、司会のテレビでもお馴染みの女性タレント Lauren Lavern をはじめ、'80年代を代表するプロデューサー Arthur Baker や、The Smiths の Johnny Maar、Echo& The bunnymen の Ian McCulloch、アワーズでも Contribution To Music Award(音楽シーンへの貢献)部門で表彰されていたカリスマ・フォトグラファー Mick Rock、Channel 4 Radio Music Icon Award で表彰された Roxy Music など、ゴージャスな面々が集まり華やかな雰囲気を演出していた。

オープニングを飾った Amp Fiddler のショーに続き、Arthur Baker から Electronic 部門のファイナリスト Duke Dumont の名が読み上げられる。モーツアルトの格好をしてステージ上に表れ注目を集めた Duke Dumont は、サンプルを酷使したモッシュ・アップ・トラックで、その後に行われたお披露目ショーでも観客の度肝を抜いていた。今後は PIAS から楽曲のリリースなども決定しているとのことで、果たして第2の Mylo となるかが楽しみなアーティストである。また、Rock のファイナリストにはイタリアの5ピース・バンド Stoop が、Urban/Hiphop のウィナーにはアメリカの Move.Meant が選ばれ、それぞれ受賞の喜びと共に楽曲を披露してくれた。また、公式サイト上の投票で大衆から一番多くの票を得た Public Vote Winner としてアメリカ、ニューヨーク出身のバンド The Epochs が選ばれた。

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そんな豪華なアワーズ後に同会場で行われたアフター・パーティーでは、XFM ラジオのナビゲーターである Dan Greenpeace による DJや、イギリスでも最も有名なラッパーの1人である SWAY や Larrikin Love、Guillemots といったバンドのパフォーマンスが行われ、後半には大御所 Justin Robertson や、Simian Mobile Disco も登場。エクレクティックな DJ セットで、会場で振舞われるアルコールでヒート・アップし、盛り上がる大勢の参加者を最後まで楽しませた。ちなみに、今回のアワーズやパーティーの様子は地元ロンドンの新聞でも大きく取り上げられており、翌日の地下鉄は DIESEL-U-MUSIC AWARDS の記事が載った新聞で溢れかえっていた。音楽シーンだけでなく、その話題性で大きなインパクトを残すことに成功した今年の DIESEL-U-MUSIC 。来年はどんな展開を繰り広げてくれるのか、今から期待が膨らむところだ。

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