DATE : 17th November, 2006 (Fri)
Line Up : Vitalic, Takkyu Ishino
PHOTOGRAPHER : Masanori Naruse
Text : Masanori Matsuo (HigherFrequency)
イベント詳細
昨年リリースしたファースト・アルバム "OK Cowboy" によって、ヨーロッパ・シーンのトップ・ダンス・アクトのひとりとして、その人気を不動のものとしたフランス人アーティスト、 Vitalic こと Pascal Arbez-Nicolas が恵比寿 Liquid Room に来日を果たした。昨年の Fuji Rock Festival や Electraglide 以来の約一年ぶりの来日とあってか、前売りチケットも早々と完売し、当日は多くのファンによって埋め尽くされることとなった。
会場に入ると、日本人ベテランDJ Wada がプレイ中。ミニマル〜エレクトロを主体としたトラックを絶妙に構成し、ピークから半歩手前のテンションを常にキープし続けた彼のウォーム・アップに筆者が圧巻されていると、大きな歓声と共に今回の主役である Vitalic が登場した。ボルテージも最高潮に達したクラウドに挨拶するかのように激しいエレクトロ・ディスコでスタートした Vitalic。その後も今年の大ヒット・シングル ‘Bells’ や、アルバム “OK Cowboy” の収録曲を中心に終始フロアを歓喜の渦へと巻き込むことに成功していた。その物静かそうなルックスとは裏腹な非常にアップ・リフトなサウンドによってお腹一杯と思えるほど盛り上げていた Vitalic だが、その後は日本が誇る人気DJ、石野卓球の登場により会場は一歩も引くことのない体勢へ。昨年リリースしたミックスCD “A Pack To The Future” にも通ずる音数少なめのエレクトロ・トラックで前半を終えたあとは、ファンキーなディスコ・テクノ〜ネタ物ハード・テクノなどを織り交ぜ、大きなフィナーレに向かって激しく攻め上げていくのであった。 | |
関連記事
リリース : Vitalic / OK Cowboy (2005/04/25)
関連リンク