2 MANY DJ'S SUPPORTED BY DIESEL-U-MUSIC 2006 @ WOMB, TOKYO
DATE : 28th July, 2006 (Fri)
DJ : 2
Many DJ's, Shinichi Osawa, Dexpistols,Ace:Bass:Space (Diesel-U-Music
2006 Electronic Winner)
PHOTOGRAPHER : Mark Oxley Official
Site
TEXT : Tomonobu Tachikawa
| ダンスミュージック・ファンから熱烈な支持を受けているベルギーの人気ロック・バンド Soulwax の David
& Stephen Dewaele 兄弟による DJ ユニット、2 Many DJs が Fuji Rock 出演に先駆けて Womb
のステージに初登場した。2 Many DJs といえば過去に国内最大級のダンスミュージック・フェスティバル Electraglide
へ２度も招聘され、どちらのステージでもその驚異的なミックス・テクニックで会場を大きく盛り上げてきただけに、今回のギグではダンス＆ロック・ファンの双方から大きな期待が寄せられていた。
その期待の大きさを証明したのが稀に見る入場規制であった。というのも、Womb のエントランスには早くから集まった大勢のファンたちが列をなし、2 Many DJs がプレイを始める頃にはすでに入場規制がかかるという事態が起こったのである。しかし、その長い列を抜け、ようやく中に入ると、そこは一転してパーティー・ムード満点のお祭り騒ぎに。 | |
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そんな興奮に沸き上がるダンス・フロアを温めてくれたのが、DJ Daruma と Maar の２人からなるユニット Dexpistols。ハウス、ロック、ブレイクスを網羅した独特のスタイルでアグレッシヴに、もはや主役の登場を待たずしてメインフロアを熱く盛り上げてくれた。一方、１Fのラウンジフロアでは Diesel が主催するインターナショナル・ミュージック・コンテスト DIESEL-U-MUSIC 2006 Japan Winner （Electronic） の Ace:Space:Bass による、ジャズブレイクスをラップトップ一台で生のように再現するパフォーマンスが行われ、多くのクラウドにコンテストを勝ち抜いた実力を披露していた。 そして、ついにメイン・フロアでは Dexpistols が最後の曲をプレイし終わろうとしていた。するとステージ後方にある壁にフルカラーレーザーで「2 MANY DJS」の文字が大きく描かれたのである。と同時に、それまで熱気を帯びていた会場の空気は一瞬にして緊張へと変わり、フロアで騒いでいた人たちも、バーカウンターへ向かおうとしていた人たちも、皆がステージへと目を向けた。そこにお待ちかね Dewaele 兄弟の２人が姿を現すと、緊張はこれまでにない大きな興奮となりその場にいる全員が大きな歓声を上げるのであった。そのあとの異様な盛り上がりは、2 Many DJs のプレイが終わるまで限りなく続いたことは言うまでもない。 もちろん、２人もこうなることを分かっていたかのようにキラーチューンを次々とフロアへ投入。初っ端から Justice VS Simian ‘We Are Your Friends’で大合唱を誘い、Switch ‘A Bit Patchy’ ではエフェクトやループを巧みに使いこなし、その場のアイデアひとつでピークタイムを何度も生み出しては爆発させていった。そして会場のボルテージが頂点へと登り詰めた頃には、なんと Vitalic ‘My Friend Dario’ のギターリフが炸裂。するとフロアを埋め尽くすほどのスモークが熱気とともに充満し、ストロボの閃光でそれがロックフェスのような縦ノリ状態に。あの２時間というセットのなかで何度、興奮を抑えきれず大声を上げたことだろうか。ひさびさに燃焼しきった素晴らしい一夜だった。 | |
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関連リンク
2ManyDJs Official Site
Womb Official Site
Diesel-U-Music Official Site
