international news_2004.09.23
HigherFrequencyのインタビューにおいても度々その名が登場するFinalScratch。John AcquavivaやRichie Hawtinがその開発に携わり、ターンテーブルと専用レコード盤でパソコンの中のデジタル・オーディオ・ファイルをコントロールするという画期的な発想で、DJの価値観自体をも大きく変えてきたと言われているこの最新鋭のDJ関連ギアが、今回大幅なバージョンアップを行い、FinalScrath 2として11月に全世界発売される事になった。
FinalScrath 2の最大の特徴は、一新されたインターフェイス"ScratchAmp 2"。これによってコンピューターとのFIREWIRE接続が可能となり、最小限のレイテンシー(オーディオ信号伝達時に生じる遅れ)でのプレイバックが可能になり、またサウンド変換のクオリティも24-bit/96kHzに対応した事で、より高音質なサウンドが楽しめることになるようだ。
加えて、FinalScrathシリーズにとって欠かせないパートナー、Native Instrumental社のソフトウエアDJミキサー"Traktor"のFinalScratch版"Traktor FS"も、同じく今回アップグレードされ、Traktor DJ Studioとの完全な互換性や、より使いやすいインターフェイスなどの新たな改良点が幾つか加えられている模様。FinalScrathの公式サイトによれば、海外での発売は11月1日という事であるが、日本の正規代理店であるモリダイラ楽器のホームページには、今のところ国内発売の予定日についての記載は行われていない。この点については、今後当サイトでフォローしていく予定。
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