international news _ 2005.10.26
Text by : Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by : Kei Tajima (HigherFrequency)
イギリス保安当局が、従業員の聴力保護のために、ナイトクラブやバーの騒音レベルに対するさらに厳しい法律を設け、現状の 90 から 5 デジベル低い、85 デジベルにまで下げるように義務付けと発表した。
この新しい条例は来年の1月1日から施行され、騒音が 80 デジベルを超えた場合、「雇用者は従業員に対し、耳栓をつけさせるなど、耳の保護を勧めなければならない」とイギリス国立聴覚障害者協会の Mark Hoda は語った。
「騒音によるダメージは累積してゆくもので、すぐには表れません。従業員に対し、耳の保護をするように義務付けている雇用者は少ないようですが、ただ耳栓を付けるという簡単な方法で、従業員を取り返しのつかない長期的なダメージから守ることが出来るのです」
「こういった騒音にさらされることから生じるリスクを理解してもらい、音楽業界の雇用者や従業員たちを守る必要性があるのです」労働保安協会の会長である Lawrence Waterman はこのように付け加えた。
「音楽は私たちの人生に喜びと色を与えてくれます。そういった音楽を取り扱う業界で働く人々が聴力を失ってしまい、他人に喜びを与えるだけが彼らの仕事になってしまったら、どんなに悲しいことでしょう」
関連記事
ニュース : イギリスの国立聴覚障害者協会がクラブミュージック関係者に警告 (2004/12/14)
関連リンク