international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.11.18
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
アシッド・ハウスのパイオニア Danny Rampling が、ロンドンにおいてのラスト・ギグとなるTurnmills でのセットのために、4日間を費やしてレコードを選ぶつもりでいることを明らかにした。
伝説的パーティー Shoom をオーガナイズしたことで有名な彼は、今回のマラソン・セットはかなり慎重にプランニングをしているらしく、「リハーサルもなしに、いきなり演劇の出来る役者なんていないだろ?DJセットだって同じことさ」と話した。
「8時間もセットをするんだから、常にエキサイティングな状態を保たないといけないんだ。全てを構成することはしないけど、いくつかのパーツはあらかじめ構成を考えておくつもりだよ。ブロックを組み立てていくようなものさ」
「イントロ、もしくは始めの1〜2時間にかけてはきちんと構成していくよ。それからプラン無しにフリーにプレイする部分があって、そのあと1時間はあらかじめ考えていた曲の構成でプレイするって感じにね。こういうのが僕の好きなやり方なんだ」
このような彼のスタンスは、今年の7月のインタビューで一番最初のレコードだけ考えて、後は流れに任せると語った盟友 Pete Tong とは大きな違いを見せたが、(Pete によると、何度かセット構成を考えてプレイしたが、最悪の結果になってしまったとのこと)その他多くのビッグ・ネームDJも、彼と同じ考えを持っているようだ。
「Danny Tenaglia やPaul Oakenfold も同じ考えかただし、特にロング・セットでは入念にプランしているよ。DJとは、ステージの上に立って、人を楽しませるものなんだ。だから完璧でないといけないんだよ」
「ギグの直前にレコード・バックを空けてセット構成を考えるより、はじめからきちんとプランされているほうがオーディエンスのためにもいいと思うんだ」
Danny Rampling は12月3日のFrankie Knuckles と Alfredo と共に行うギグで、ロンドンのクラウドに別れを告げる。
Jonty Skrufff (Skrufff.com)
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インタビュー:Danny Rampling Interview with Jonty Skrufff(2005/10)
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