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international news _ 2007.05.25

Manumission がインディー・ロックに挑戦

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

イビザの名物パーティー Manumission は今週、今年もインディー・ロックをフィーチャーした ‘Ibiza Rocks’を開催すると発表し、Guardian 紙上で「この夏は、ビックネームDJたちも‘エレクトロ・ロック’をセットに盛り込むだろう」と語っている。

Andy Manumission は、イビザの中では比較的お手軽な値段でステイすることができ、イギリス人に人気のサンアントニと、ロンドンのインディー・ロックのメッカとして知られるカムデンを比較しながら、同紙に次のように語っている。

「ギター・ミュージックが遂に矛先をイビザに向けたのさ。ギターロックがイビザを乗っ取る日はそう遠くないよ」

「ライブバンドをイビザに持ってくるって話を友達に話したらバカにされたよ。それにブッキングしてくれる場所も全然なかったんだ。数年前にこの島にブッキングしたバンドの多くは当時ほぼ無名だったけど、今じゃ彼らのほとんどがプラチナ・チケットに匹敵する人気バンドに成長したよ」

一方、Dawn Manumission は Skrufff とのインタビューで「サンアントニはクールな場所だと再評価され、イビザタウンは(サンアントニの)後を追うことになるだろう」と話しており、また「スクールキッズには‘クールすぎる’ベテラン・ハウス DJ たちは過去にしがみついているだけだ」とコメントする。

「彼らは’90年代の栄光がいつまでも続くと信じてるけど、今時のキッズや真のファッション・リーダーはどこが今一番クールなのか良く知ってるわ」

「サンアントニは今でもイギリスの若者に人気のスポットだし、イビザでもニューロック・ミュージックに注目してる場所よ。サンアントニでかかってる音は変わりつつあるし、このエリアで人気のバー bar M では The Gossip のナンバーがガンガンかかってるわ。去年の夏には Kasabian と Protocol のメンバーが勢揃いしたのよ!」

さらに彼女はこう付け加える。

「もちろん今でもビックネーム DJ は大人気よ。でも若い子たちはそれほど興味がないかもね。Ibiza Rocks に遊びにくる人たちの中には、ライブを見終わった後にクラブに行くような人もいるし、クラブとロックの両方が好きなんでしょうね。ただ中には、クラブにロックのような新しい要素を取り入れて欲しくない人もいるのも事実よ。あとは12年間同じクラブで回し続けてるようなDJが好きな人もいるわ」

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