international news _ 2007.05.16
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
元サイケ・トランス・シーンで名を馳せるも、現在はエレクトロ・ロッカーとして知られる Coburn の Tim Healy が Skrufff とのインタビューで、最近彼の古いトランスのレコードを Ebay で売ろうとしたが、オンラインでのレコード販売を面倒臭がった結果、恥ずかしい失敗をしてしまったことを明らかにした。
「古いレコードがホコリをかぶっているのを見て、久々に聴いてはみたんだけど、自分の体のほんの一部分もその作品を好きになれないことに気づいたんだ。だから暇してるときに、ebay に載っけてみたのさ。そうしたら、すごいことになってしまってね。Transwave が Step 2 House から出したアルバムなんて、30ポンドにまで値段が上がっていたんだ」
「ただ Ebay でアイテムを一つ一つ売っていくのは本当に骨の折れる作業でね。Myspace を運営するのと同じくらい大変なんだ。そんな時にいらない12インチを全部まとめて500ポンドで買ってくれる人を見つけたから、彼に売ってしまったよ」
「ただ、ブライトンにある彼の中古レコード屋を通りかかった時に、窓に『Tim Healey のトランス・コレクション販売中!』って書いてあったんだ。それにはさすがに参ったよ」
エレクトロ〜ロック・シーンで大きな人気を誇るユニット Coburn のメンバーとして活躍する彼だが、ある一定のジャンルにだけ属するのは避けたいという。
「今までにいろいろな音をやってきたよ。マッシュ・アップをやってみたり、エレクトロ・シーンで知られてみたり、今は、インディー・クロスオーバー/ニュー・レイヴなんて言われてるよ。どんな形容の仕方だってできると思うよ。ただ、結局 Coburn の音は Coburn なのさ」
「僕たちは純粋にフリー・スタイルなんだ。僕らのライヴや DJ セットが何よりもそれを証明しているはずさ。それに、僕らは世界中のいろいろなジャンルのイベントでプレイしているんだ。日本ではロック・フェスティヴァル、ドイツのエレクトロ・ハウス・クラブ、オーストラリアのブレイクス・パーティー、ブラジルではサイケ・トランスのイベントにだって出てる。でも、どのイベントにもハマってしまうんだ」
Coburn は近々 The Temptations のクラシック ‘Papa Was a Rolling Stone’のカヴァー・トラック ‘Rolling Stoned’をリリースする予定だと言う。
「今までに誰もカヴァーしたことが無いなんて信じられないよ。この歌詞といったら素晴らしいんだ」
関連記事
リリース : Coburn / Addict (2006/09/17)
インタビュー : Coburn Email Interview (2006/03/10)
関連リンク