international news _ Jonty Skrufff _ 2005.05.02
Text by Jonty Skrufff _ Translation by H.Nakamura (HigherFrequency)
イギリスのクラブ系音楽専門誌 Mixmag が、その最新号で Graham Gold から送られてきた激怒の手紙をそのまま掲載した。どうやら、80年代から第一線で活躍し、かつて何度もベストDJに輝いた経験を持つこの大ベテランDJは、同誌が以前の号で彼をバカにする記事を載せたことに対してブチ切れてしまったらしい。
「Mixmagの連中には音楽をわかってる奴も、シーンのことを気遣っている奴もいやしない。奴らは俺のことを知らないし、俺が今まで25年間でやってきたこともわかっちゃいない。俺の靴を舐める資格すらないってことなのさ。だいたい俺のギグに一度も来たことがないくせに、なんであの野郎どもに俺をこき下ろす権利があるんだよ!」…とGrahamの怒りは収まらない。
これに対し、Mixmagの編集責任者は、このクラブ・シーンの大御所の態度を「高慢ちき極まりない」と非難。しかし、彼らはその前にちょっと立ち止まって、Graham が過去に引き起こしたメディアとの騒動を思い出したほうが良かったのかもしれない。彼は今からちょうど2年ほど前、似たようなバトルを Ministry マガジンと繰り広げており、その騒動は、同誌が廃刊に追い込まれるまで続いたのだ。
そのことに触れてGraham はかつて次のように語っている。
「Ministryが廃刊になった時は、笑い転げたよ。ただ、この騒動の全ては、たった一人のアホなライターのせいだったんだ。だから、編集の連中には何の罪もないよ。奴らの雇っているライターの中には、ホントに嫌な野郎が何人かいて、こいつらは、ほとんど業界にいたこともないくせに、くだらない事ばかり知ってる奴らなんだ」。
(Jonty Skrufff/Skrufff.com)
Jonty Skrufff バイオグラフィー
関連記事
NEWS : Graham Gold 一緒にサイクリングしたい DJ 募る! (2005/02/10)
関連リンク