international news _ 2007.03.30
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
巷で大きな話題となっているドイツ人ユニット Digitalism が Skrufff とのインタビューに応え、Daft Punk のようにビッグになれれば「本望だ」と語った。
「チャンスがあれば、もちろんビッグになりたいよ。なんでいけないの?」メンバーの Jens はこう続けた。「彼らとは去年の Global Gathering で共演した時に会ったけど、すごくいい人たちだったよ。フレンドリーだけどシャイだね」
「Justice やその他数組のプロデューサーこそ、今のシーンが求めている新しい世代だと思うんだ」 Jens のバンドメイト Isi も賛同して話す。「10年前には
Basement Jaxx や Daft Punk、Prodigy といったバンドが出てきて大きなブームが起こったよね。彼らはまだシーンで活躍していて、いい音楽をリリースし続けているけど、彼らのあと随分と長い間新しいバンドが出てきていないのも事実なんだ」
Digitalism は彼らの才能に飛びついたフランスのホットなレーベル Kitsune からリリースされ、2万枚のセールスを記録したデビュー・シングル ‘Zdarlight’でその名を馳せた。続いて発売した ‘Jupiter Room’も大ヒットとなり、彼らの楽曲は’06年のフロア・アンセムとなるのである。またデュオは最近 Chemical Brothers や Daft Punk の在籍する Virgin と契約を果たし、今後リリースが予定されている待望のアルバム “Idealism” からの先行シングル ‘Pogo’ を発売する予定だ。
「アルバムを “Idealism” と名付けたのは、ベストを尽くして、100%を出し切ることが大事だと感じているから。そうじゃなかったら、すごくつまらないものになってしまうからね。だから僕たちは下手に複雑なだけの音楽は作らないんだ」
ドイツ、ハンブルグをベースに活躍する彼らは、ドイツのミニマル・シーンとはまったく繋がりがなく、ドイツ以外の国における知名度がはるかに高いことを話した。
「ドイツのテクノ・シーンとはまったく繋がりがないんだ。僕らの音楽は少し系統が違うからね。Sven Vath を筆頭にしたネットワークにも、あまり関わっていないんだ」
「それに、ハンブルグとベルリンって昔から常に不平を言い合うような仲で、ハンブルグの人はベルリンの人に対してあまりいい感情を持っていないんだ。それは逆の場合も同じで、僕らもあまりベルリンには行かないんだ」
‘Pogo’ 、“Idealism” は Virgin / Kitsune から近日発売予定
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