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international news _ 2007.03.16

インド当局、レイバー逮捕にインターネットを導入

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

インド警察は先週末、インド西部のプーネで行なわれていたオールナイト・レイブに参加していた287人のレイバーを、麻薬所持・使用容疑で逮捕した。また当局は、サイケ・トランスサイトで事前に情報収集を行なった上で、今回の立入り捜査に踏み切ったことを明らかにした。インド警察 Arup Patnaik 法務局長は、 Express India 紙に次のようにコメントしている。

「現在レイブ・パーティーは無秩序状態なため、事前にパーティー情報を手に入れて予防措置を取っていくしかないのです。レイブを防ぐ1つの手段として、レイバーたちの情報交換の場となっているインターネットサイトに目を光らせているのです」

インターネットを使った‘サイバー警察’は、人気トランス・サイト『IsraTrance』上で、今回を手入れが行なわれた‘Festival of Colours Holi Party’の情報を手に入れたようだ。なお、同サイトでは、警察の捜査後すぐにアンチ・ドラックを訴えるメッセージを掲載しており、その翌日にはインド国内のパーティー情報フォーラムを閉鎖している。

今回逮捕されたレイバーだが、悪名高い Yerwada 警察に数日間拘留された後、2週間に一度警察に出頭することを条件に271人が保釈された。なお、 Financial Express 紙によると、今回の逮捕者の中には、一流 IT 企業社長、防衛庁官、政治家、官僚、警察部長などを父親にもつレイバーもおり、もし有罪となれば、彼らには ‘過酷で厳しい’ 投獄生活が待っているという。

「保釈後も、ドラック検査の結果が出るまでは無罪と決まった訳ではないのです」 Vkakada 検察官は CNN-IBN に次のように語る。 「麻薬を摂取していた場合有罪となります。既に裁判所の研究室に全員の血液サンプルを送っており、検査結果を待っているところです」
また今回の大々的な立入り捜査のニュースを受け、麻薬取締局関係者は地元ウェブサイトに「ドラックとレイブ・カルチャーは切っても切れない関係」だと話している。同局の Mumbai 氏はこう付け加える。

「 ‘レイブ’ の特徴は、高いエントランス料金そして薬物乱用といえるでしょう。またレイバーたちは ‘チル・ルーム’ と呼ばれる場所で、リラックスし、人目を気にせず性的行為を行なっているのです」

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