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international news _ 2007.06.04

Fabric - ミニマルミュージックを斬る

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

ロンドンの人気クラブ Fabric は、ドイツ出身のDJ/プロデューサー Ewan Pearson コンパイルによる最新ミックスCD“Fabric 35” について語るとともに、「ミニマル・ミュージックは‘ソウル’がない」という辛辣なコメントを発表した。Fabric はプレスリリースの中で次のように語っている。

「現在のテクノの中心はミニマルだと言われているが、ミニマル・サウンドは同じ言葉ばかり繰り返す面白くないミュージカルのようだ。そんな中、Ewan Pearson のようにクリエイティブなアーティストに出逢えたことは、非常に喜ばしいことである。デビューから11年が経った今、Ewan は独自のグルーブを身につけたと言えるだろう。彼の醸し出すサウンドは、非常にソウルフルで心打たれるものである」

一方、Ewan もミニマルについて辛口な意見を述べている。

「同じような音を何時間も聴いているのは耐えられないな。オレもテクノが大好きだけど、クリッキーなミニマル以外もプレイしているよ。みんなが同じ事をやっても退屈なだけだからね」

なお、数ヶ月前に Skrufff が行ったインタビューで彼は「時折、自分の作っているトラックやリミックスに疑問を感じる時がある」と話していた。

「『自分のやってることが大嫌い』だという人の記事を読むと、勇気づけられるんだ」と彼は語る。

「小説家の Paul Auster のインタビューを読んだ時のことは、今でもよく覚えてるよ。彼は自分の書いた小説が全部嫌いなんだってさ。書くことが大好きで、小説を書かずにはいられないんだけど、書き終わった途端、『なんてヒドい作品なんだ』って思うらしいよ。物作りに関わってる人間なら誰でも、長年掛けて作った作品が気に入らなかった経験があると思うんだ。(Paulのように) 経験豊かで才能のあるアーティストも、オレたちと同じように自分の作品に不安を抱くことがあると思うと元気がでるよ」

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