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Danny Rampling

international news _ 2005.06.30

Danny Rampling が DJ を引退 - レストランのオーナーに

Text by H.Nakamura (HigherFrequency)

アシッド・ハウスの生みの親でもある Danny Rampling が、先週 Skrufff とのインタビューに応え、彼が近々DJを引退するのではないかという噂について「今年の年末のプレイを最後に引退し、その後はロンドンでレストランを開業することにしている」と、その真相を明らかにした。

このインタビューの直後 Danny は、今後の飲食業界のおける自らのキャリアについて以下のようなプレス・リリースを発表し、レストランを開くという今回の決断は、世界を飛び回るDJとしてのライフ・スタイルから大きくインスパイアされたものであることを明らかにしている。

「私は何年も世界各地でプレイする生活を送ってきましたが、そのおかげでおいしいワインや様々な種類の料理にも精通することが出来ました。しかも、友達の多くがシェフやワインの輸入業者だったりすることもあって、情熱を感じているこのフィールドに自分の力を傾けるべく、DJを引退してロンドンの中心街に来年レストランをオープンすることを決心しました」

更に Danny は Skrufff とのインタビューの中で、「飲食業のオーナーになるというもう一つの夢が実現するのはとてもエキサイティングなことだよ。まぁ、プロジェクトが進むにつれてちょっと不安な気持ちもあるけど、何か新しいことを始めるのには絶好の機会でもあるからね」とその心情について語っている。

ちなみに、この Danny のレストランでは「南地中海風の味付けがされたモダンなヨーロッパ料理」が楽しめることになっており、どちらかと言うと「静かな雰囲気というよりは賑やかな感じ」でクオリティの高い料理を提供していくことになるという。

「80人くらいがくつろげるチル・アウト・スペースなんかもあったりするし、あと、ラッキーなことに、今回僕のパートナーになってくれる人は、ミシュランにも掲載されたレストランで17年も経験を積んできた人なんだ」

また Danny は、DJ引退を決意するのは、人生の中で最も難しい決断であったが、自分が今まで経験してきたことに関しては相変わらずポジティブな感想を持っており、アシッド・ハウスの伝説は今でも生きていることを強調している。

「イギリスのハウス・シーン黎明期において僕が注いでいた情熱やエネルギーは、ほんと火が燃え移るように瞬く間に広がっていったものさ。これまでにいろんな皮肉も言われてきたけど、どんなことを言われようとも、あのムーブメントは、間違いなくイギリスの若者文化がポジティブな変化をするきっかけを作った「真の反動的パワー」であったということが出来るだろう。88年から89年にかけて起きたセカンド・サマー・オブ・ラブの時期は特にね。それから18年間、ずっとDJとしての生活を送ってきたわけだけど、これは自分にとって本当に素晴らしい経験だったと思う。世界中を旅してパーティーをする…まるで長い休暇を取っているようなものだったからね」(Jonty Skrufff)

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