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international news _ 2007.01.17

スーパー・スター DJ 絶滅!?

text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

US ジャーナリスト Jean Carey は 「Paul Van Dyk、 Fatboy Slim、 Tiesto、 Paul Oakenfold 等のビックネームDJ は絶滅の危機に瀕した恐竜のようだ」だと語っており、 『‘06年 - スーパースター DJ の時代は終わった』 と題した記事の中で次のようにコメントしている。

「氷河期が到来し恐竜が突如姿を消したように、スーパースターDJの時代は‘06年でピリオドを打ったと言えるでしょう。ギャラの高いビックネーム DJ がパーティーを取り合っている一方で、 Busdriver、 Ellen Alien、 Otto Von Schirach といった才能のあるニュー・カマーがDJ界に新たな風を吹き込んでいるのです」

彼女の言うところの ‘絶滅の恐れがある DJ リストに名前が載っている Judge Jules だが、彼の見解はこうだ。

「この記事に関しては何とも言い難いな。今でも変わらず人気のあるスーパー・スターDJもいれば、過去の栄光にしがみついてるだけの DJ もいる。でもこれは音楽シーン全体に当てはまることだと思うよ。一発屋で終るバンドがいる一方で、常に変化を続けることで人気を保つバンドもいるように、 DJ 界も同じなのさ」

また Pacha のグローバル・ブランド・ディレクターを務める Danny Whitte はこう指摘する。

「全くナンセンスな話だね。今回の報道は、メディアが 『イビザは終った』 だとか 『ダンス・ミュージックは死んだも同然』 といった記事を書き立てるのと同じさ。 DJ はメディアと一緒で、サポートしてくれる人がいて初めて成り立つ商売なんだ。ファンがいる限り、彼らを招聘するクラブは無くならないよ」

「メディアの人間がまたしても見当違いな予想をしたってだけさ。今後もビック・クラブを満杯にするスーパー・スターDJ は出てくるだろうし、人気に伴ってギャラが高くなるのも自然な流れだと思うよ。時代によって人気 DJ は変わるだろうけど、スーパー・スター DJ がいなくなることは考えられないね」




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