HigterFrequency OVERSEAS NEWS

ENGLISH INTERNATIONAL NEWS

Laurent Garnier

international news _ 2005.01.31

Laurent Garnierが「2度とアメリカには行かない」と宣言

Text by Matt Cheetham _ Translation by H.Nakamura (HigherFrequency)

フランス・テクノ界のトップ・アーティストLaurent Garnierが「2度とアメリカには行かない」と宣言したが、どうやらその理由は、最近さらに厳しさを増しつつある、アーティスト活動に関してのワーキング・ビザを取得しようとする人に対してのセキュリティ・チェックにあるようだ。

彼はつい最近、サンフランシスコとニューヨーク、ロスの3箇所での公演をキャンセルしたばかりだが、そのことについて自身のウエブで次のように述べている。

「去年の11月に作られたルールがまた変更となり、今回新しいビザを取得するために、極端なまでに厳格な申請書に記入をしなければならないばかりか、大使館のスタッフとの面接、自宅を所有していることの証明、銀行口座の明細、携帯電話の記録、家族全員についての個人情報などを提出しなければならなくなった。これらの要求は完全に私のプライバシーと市民としての自由を侵害するもので、私は従うことを拒否したのだ。これらの新たなルールは本当に恐るべきもので、これが自由と民主主義なのかと思うと、非常に悲しい気分にさせられてしまった。今や、事実上海外のアーティストがアメリカを訪れてパフォーマンスすることは不可能になったと言えるだろう。このルールが変更されるまでは、残念ながら渡しはこのナンセンス極まりない要求に応えるつもりはない」

関連記事


関連リンク