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international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.01.14

Chemical BrothersのEdがNMEを非難

Text by Jonty Skrufff _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

Chemical Brothersのエドが「ニュー・アルバム"Push The Button"は自分たちにとってベストな作品だ」と語り、最近NMEが掲載した同アルバムへに対する非常に痛切なレビューを真っ向から否定した。

Skrufffの行ったインタビューに対して、Edはこう語った。
「そりゃ、まったく気にしないって言ったらウソになるよ。レビューを初めて読んだときは、本当に頭に来た。でも、考えてみればおかしい話だよね。だって僕たちはまだこうやって音楽業界にいて、活動できてるんだからさ。」

「明らかに、非難のターゲットにされたってことだね。ただ、こんなレビューに惑わされるつもりはないよ。これはたった一人の意見であって、すごく狭い考え方だし価値がないと思ったよ。」

時の人Conor McNicholas率いるNMEは、イギリスの有力新聞Guardian誌のエディターAlexis Petridisによる記事「ダンス・ミュージックの死」に賛同するかのように、「やはりダンス・ミュージックは死んだのだ」という見出しをつけ、この否定的なレビューを掲載し、現在イギリスの音楽業界内外で巻き起こっている大きな論争に油を注いだのに対して、Edは同誌の"インディー・ロック・マガジン"というもはや消えかけたイメージに対して、寛容な姿勢を見せた。

「NMEはダンス・ミュージックを全くサポートしてないよ。Roots Manuva やLCD Sound Systemみたいなバンドにはいいレビューを書くんだけどね。もちろん彼らはいい作品を出してるし、NMEも全く音楽が分かっていないってわけじゃないと思うけど…。だからNMEの言うように、もしかしたらリスナーにとって僕たちはもう"過去のバンド"なのかもしれないね。」

「とは言うものの、やっぱりこのコメントに惑わされてる部分が多少あるかもしれないな。世界ではもっといろんなことが起きていて、これはたかがCDなんだ。それに、このアルバムが完成してから、ここ一ヶ月ずっとインタビューをやってるけど、みんなが口をそろえて、"素晴らしいアルバムですね"って言ってくれるんだ。だからやっぱりこのアルバムは僕たちのベストだと思うべきなんだと思うよ。」 (Jonty Skrufff / Skrufff.com)

Jonty Skrufff バイオグラフィー


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