international news _ 2007.02.22
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
The Village Voice が ‘The Return Of Rave (レイヴの復活)’ というタイトルの下、「現在シーンで巻き起こっているニュー・レイヴ旋風によって、ニューヨークのカッティング・エッジなオルタナティヴ・エレクトロ・シーンが再び盛り上がるであろう」という記事を展開させた。
「大ニュース!DJ がレコードを再びミックスするときがやって来た!」エディターの Trish Romano はこのように宣言し、今年で1周年を迎えた Denny Le Nimh's の Rave-Meets-Rock Party @ Ruff Club が流行のエピセンターであると話した。
「そういう傾向はあるかもしれないね。音楽はミックスするに限ると思うよ」 DJ / Co-Promoter Le Nimh’s はこのように話した。
ニューヨークの DJ /Promoter Larry Tee も賛同して話す。
「もしクラウドを熱狂させたいなら、ビートを合わせることは重要な要素だと思うよ。でも例えミックスしていても、一晩中同じようなスタイルばかりをプレイしていたら本当につまらないセットになってしまうよね。だって、誰も DJ がレコードを代えてることに気付かないじゃないか。気付くのは熱狂的なファンだけさ」
ロンドン・ニュー・レイヴ・シーンの要 Jim Warboy (All You Can Eat, DJs extensively のプロモーター)は、Skrufff に彼自身は「周りの新しい DJ に比べると、ビート・マッチングをしている方だ」と話した。
「ハウスやテクノ、トランスの DJ は、ビート・マッチングこそ主要なテクニックであると考えていたんだ。そういった間違った優先順位で物事を考えていたからこそ、特に’90年代後半にジャンル自体が行き詰った時、彼らも同様に行き詰ってしまったのさ」
「若い DJ は、フレッシュなアイデアをシーンに持ち込んで、ヴァラエティーに豊んだリズムとテンポを紹介することで、シーンの常識を塗り替えたんだ。時々、テンポがあまりにも違うトラックをミックスしようとすると、ビートを合わせるのが難しい場合もある。だから、そのために違ったスキルが必要になってくるのさ」
また彼は、ロンドン・ニュー・レイヴ・シーンの DJ の多くは、Ableton Live といったソフトを使用してビートを合わせていると話し、最近のクラバーには、8分の長さのトラックより、ラジオで使用されているようなエディット・ヴァージョンのヴォーカル・トラックに人気が集まっていると話した。
ロンドンのニュー・レイヴ・アイコン Niyi も、シームレスなミックスには全く興味がないと話したものの、このようにコメントした。
「初期のダンス・ミュージックを聴いてみろよ、あれほどスムーズなものは無いぜ」
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