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international news _ 2006.02.21

今年も開催されるか!? - "Fuse-In"

Text by Kei Tajima (HigherFrequency)

デトロイト・テクノのオリジネイター Kevin Saunderson が主宰するフェスティヴァル "Fuse-In" の近況が、メーリング・リストのメンバーに送られるインフォメーションによって明らかにされたのでお知らせする。

"Fuse In" は、Derrick May のプロデュースによりデトロイトで2000年より開催され、多くの動員を誇ってきたテクノ・ミュージック・フェスティヴァル Movement Festival の後を継ぐかたちで昨年からスタート。Derrickがオーガナイザーのポジションを退いたことで、オーガナイザーとして就任した Kevin Saunderson によって再始動したこのフェスティヴァルだが、どうやら二年目となる今年のイベントを開催するには、クリアしなければならない問題が数多くあるようだ。

Kevin 本人によって書かれた文章の中で、「デトロイト市との話し合いの最中であるとしか今は話すことが出来ない」と話す Kevin、今年の開催には「資金繰りのサポートしてくれる企業」を探すことが賢明だと考えているようだ。

Movement Festivalの時は無料だったこのイベントも、資金的な問題から開催ギリギリになって有料開催が決定した昨年の Fuse In 、本人曰く「十分なプロモーションが出来なかったため」総勢41,000人の参加者があったものの、予想していたチケット・セールスには至らず、結果的に赤字を出してしまったという。

「スポンサーが見つからない限り、次回の開催は難しい」とも見て取れる現在の状況だが、やはりフェスティヴァルとしての規模や、地元へ与えるインパクトも多大である "Fuse In"。是非、今年も無事に開催へと運んで欲しいものだ。

以下は Kevin本人のコメント:

「 Fuse-Inは、失ってしまうには貴重すぎるフェスティヴァルだと思う。デトロイト市が十分なプロモーション期間を何ヶ月か与えてくれさえすれば、このフェスティヴァルはこれからもずっと都市に素晴しい音楽とお金をもたらし続けてくれるんだ。僕らの音楽 "テクノ"と、僕らの町 "デトロイト" の大使として、このフェスティヴァルを広めるためなら、僕は何でもするつもりだよ」

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