international news _ 2006.12.21
Text by Jonty Skrufff (skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
US ハウス・レジェンド Roger Sanchez が最近手掛けたコンピレーション・シリーズ “Choice” についてのインタビューに応え、常にクラブでサングラスを身に着けているのは、「DJ の邪魔をする熱狂的なファンを避けるため」と話した。
「あまりリクエストには応えないんだ。でも、誰かに紙を渡されたり、テキストを打ち込んだ携帯を見せられて、もしそれをプレイする予定だったらうなずくさ」
「嫌なのは、カメラで映像を撮られること。あの眩しいフラッシュを使わないのであればそんなに気にしないんだけどね。それがDJする時にサングラスをかけている理由の一つでもあるかな。俺はフラッシュを使われるのが嫌いなんだ」
彼のこのようなコメントは、数年前に Fabric のインタビューでDJのサングラスを否定したイギリス人 DJ Jacques Lu Cont (a.k.a. Stuart Price) の意見とは正反対のものであった。
「DJがそんなにクールなものだと思えないんだ。シルバーのレコード・ボックスを持ってフード・パーカーを羽織って、サングラスをかけてるイメージには嫌気がさすしね。DJすることをグラマラスだって思うこと自体が嫌だし、名前だって嫌いなんだ。僕も DJだろうって?そうは思わないね」
同じくイギリス人のビッグネーム Dave Seaman も数年前、 Tiga のヒット・トラック ‘Sunglasses At Night’ と、その楽曲と同意語であったシーン、エレクトロクラッシュを批判し、Jacques Lu Cont と同様にファッション・アクセサリーに対するバッシングを展開した。
「エレクトロ・クラッシュなんて単なるファッション・トレンドであって、土曜の夜のダンス・フロアには結びつかないんだ」 ‘02年、 Seaman はこのように Skrufff に語った。
「中には Felix Da Housecat のリミックスのようにクールなものだってあるよ。ただ夜中にサングラスをかけるのは頂けないね」
Roger Sanchez コンパイルによる “Choice” は Azuli から近日発売。
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