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Ed Banger Records

international news _ 2006.12.19

Ed Banger Records のボス - すべてを公平(Justice)に

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

フランスのホットなレーベル Ed Banger Records が、Justice や Sebastian、Ufie といったアーティストの楽曲や、Vicarious Bliss のデビュー・トラック ‘Theme From Vicarious Bliss’ のリメイク・ヴァージョンを2つ収録した12曲入りのデジタル・コンピレーションをリリースすることが明らかになった。

パリ在住の Brit Andy (aka Vicarious Bliss) が、初めて Ed Banger のボス Pedro Winter に出逢ったのは今から3年前。レコード・ディールに繋がることとなったその偶然の出会いは、ソーホーにあるセックス・ショップの外で起こったという。

「彼のことは知ってたんだ。だからすぐに分かったよ。当時彼はよくトラックの運転手みたいな帽子を被っていたんだ」 Andy は今年の初めに Skrufff にこう話していた。

「すべてがあっという間だったね。Pedro はレーベルを始めたばかりだったけど、‘Never Be Alone’ が評判になり始めて、Justice 関連で何か大きな出来事が起こるってことは誰の目にも明らかだったよ」

そのすぐ後に Skrufff とのインタビューに応えた Pedro は、Daft Punk を世界的なスーパースター DJ に変えたビジネス哲学を語ってくれた。

「大学で3ヶ月法律を学んだけど、パーティーするのが楽しくて中退してね。ビジネスはDaft Punk と仕事しながら少しずつ学んできたんだ。すべて実践というわけさ」

しかし、最近では流星のごとく表れた Justice の成功で同等の賞賛を受けている彼も、二つのユニットを比べるのは正しくないと語る。

「Justice と Daft Punk は確かに比較されやすいと思うよ。メンバーは二人だし、フランス人だし、変なユニット名だし、僕が関わっている」

「でも音楽媒体は常にどこかから “新しい Daft Punk” を見つけてくるじゃないか。彼らは決して “新しい Daft Punk” じゃないよ。確かに Daft Punk を聴いて育ってきた世代だとは思うけどね」

「Justice とは、初めて会った瞬間に一緒に働きたいと思ったよ。彼らの音はモダンだし、ダーティーだし、そのエネルギーに一瞬にして惚れ込んでしまってね。初めてのミーティングからたった一週間後に契約したんだ。彼らは賢いし、若い。少しばかりの手助けが必要だと思ったのさ。常に心に響くバンドじゃないとダメなんだ。うわべだけのクソみたいなバンドとは仕事したくないからね」

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