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international news _ 2006.12.18

ロンドンのクラブでの縄張り争い

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

先日のニュースでもお伝えしたサウス・ロンドンでのクラバー銃殺事件に関する続報が入って来たのでお伝えする。Wimbledon Guardian 新聞は「被害者となったサウス・ロンドン出身の Arian Arthur 22歳は、ノース・ロンドンから来た女性に話しかけていたことが原因で殺害された様子」だと報じている。

同紙によると、1人の男が女性と話をしていた Arthur に近づいて行き「サウス・ロンドンの野郎が俺たちの女に手を出すな」と彼を責め立てたという。その後 Arthur は背中に銃を2発打ち込まれ死亡したということだ。

一方この報道を受け、 Scott Wilson 検察部長は Hackney Gazette 紙に「Jam Bar での事件の真相はまだ明らかになっていない」と語っている。

「今回の事件はギャング絡みではなさそうです。被害者と加害者の間で何らかの口論があったようですが、被害者が元々目を付けられていたかは定かではありません」

また今回の発砲事件の直前には、サウス・ロンドンの悪名高いギャング・グループ Muslim Boys のメンバー3人が、‘05年8月に介護士の Charles Anokye 23歳を刺殺した事件で有罪判決を受けている。ブリックストンのナイト・クラブ Mass Club に遊びに来ていた Anokye は、酔っぱらった勢いでギャング・グループの1人にぶつかってしまったという。そしてそれに腹を立てたギャングたちが、クラブの外で彼を待ち伏せし刺殺したと見られている。事件現場に居合せた彼の友人 James Idamakin は、法廷で次のように話している。

「クラブを出た後、6人程の男たちが Charles の事を追いかけていきました。彼らは Charles を捕まえた後、彼が倒れるまで殴る蹴るの暴行を加えたんです」

なおこの事件では、メンバーのうち1人が殺人罪で逮捕され、2人が過失致死罪、そして他の2人が暴行罪の判決を受けている。また残りの2人は今も再審中である。

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