international news _ Jonty Skrufff _ 2004.12.14
Text by Jonty Skrufff _ Translation by H.Nakamura
LAで行われたヒップ・ホップのサミットにおいて「ジョージ・ブッシュをホワイト・ハウスから引きずり出せ!」と集まった各地の代表者たちにまくし立てたP.Diddyが、それから8ヵ月も経たないうちに、今度はそのブッシュ本人からホワイト・ハウスを案内してもらっていたことが明らかになった。
「ジョークじゃないぜ。ヤツは黒人のことも若い連中のことも気にしちゃいない。それにイラクで子供を失った母親達のこともな。みんなの力でヤツをオフィスから引きずり出すんだ」と、そのサミットの際にはこのBad Boy帝国の中心人物は声高らかに主張していた。
しかしPuffyは、ブッシュ再選が決まるとすぐにMTVに対して「あの発言はちょっと無謀だったと思っている。彼(ブッシュ)よりも上手くやれる人間がいるってことが分かるまではあんなことを言うべきじゃ無かったよ」と語り、サミットでの自らの発言を公式に取り消している。それだけに今回のホワイト・ハウス・ツアーは「なぜPuffyが急に態度を変えたのか」という理由を明らかにするものであると言ってよいだろう。
New York Post紙は、Puffyがこのツアーの間を通してブッシュ大統領と非常に和やかにおしゃべりをし、かつての不倶戴天の敵に「いい家ですね」と丁寧に話しかけた、と論破している。
(Jonty Skrufff / Skrufff.com)
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