international news_2004.08.20
今年のマイアミでErick Morilloと共に行ったパフォーマンスが高評価を博し、その事に気を良くしたヒップホップ界のスーパースターP.Diddyが、本格的なダンスミュージック・シーンへの進出を図るべく、今年のイビサに乗り込んだというニュースを以前このサイトでもお伝えした。
Morilloのニューアルバムにおいても数曲参加し、それらの曲をマイアミで披露した際にはオーディエンスやプレスからの反応も良く、このスーパースターのダンスシーンでの未来はとても明るく、イビサでその大きな一歩を踏み出すものと思われていた。
しかし、イビサのオーディエンスからの反応は非常に厳しかったようだ。
先週Carl Coxと共に出演したSpaceでのイベントでは、P.Diddyがラップを始めた瞬間に大きなブーイングが発生。続いてDC10のアフターパーティーとして行われた"Circo Loco"でも同様の騒ぎとなり、結果的に彼はステージから退場せざるを得ない羽目になってしまったのである。
「彼がステージに上がった時はみんな拍手喝采だったんだ。でも、彼がラップを始めるとブーイングが起こり始めてね。そのまま何とかライブを続けようと彼も頑張ったんだけど、結局ステージから下ろされる羽目になってしまったんだ。彼もさすがに傷ついたみたいで、周りに"なんで俺をもっと知ろうとしないんだ?"ってこぼしていたみたいだよ」とはその場に居合わせた人間の弁。
ちょっと気の毒な感じがしないわけでもないが、やはりヨーロッパの人間には彼のスタイルは合わなかったのかも知れない。ただ、余りこの事実を鵜呑みにせず、以下のBBC Radio 1のサイトで実際のライブの模様が視聴できるので、自分の目で彼の才能を確かめてみる事をお勧めする。
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