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Chris Liebing

international news _ 2006.04.07

Liebing & Picotto の平和的な決別

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

先日のニュースでお伝えしたとおり、Mauro Picotto と2シーズンに渡ってイベント Meganite @ Privilege を成功させたドイツ人テクノ・スター Chris Liebing が、今シーズンは Mauro と決別し、ソロで新しいイベントをスタートさせる。

メディアの間でMauro との不仲説が囁かれる中、Chris Liebing がSkrufffとのインタビューに応え、「彼とは今でも近しい関係にある」とその真相を明らかにした。

「どうしてメディアは常に仲たがいさせたがるのかな。喧嘩なんて全くしなかったよ。Meganite を続行しないことは既に昨年から決めていたことだし、Mauro もそれをよく理解してくれて、フレンドリーな反応をしてくれたんだ」

Chris が今シーズン毎週日曜日に行う Spinclub では、Chris 自身や、アメリカの Nick AC 、オランダの Benny Rodriguez、スペインの Angel Costaといったメンツが核となり、そこに Speedy J 等のスペシャル・ゲストが参加するシステムとなっている。

「この2年間すごく楽しかったし、イベントもすごく成功した。だけど、僕はそろそろ次のステップに進んで、新しい自分自身で何かを始めなきゃならない。Mauro は今シーズンも Mistress Barbara と Marco Carola をレジデントに迎えて Meganite を続けるんだ。今年も素晴しいイベントになると思うよ」

数年前に行われた Skrufff とのインタビューでは、「名声とお金を得たからといって、本当の幸せを得たとは言えない」という理論を述べていた Chris、それから数年後、彼が急速に得ることとなった名声は、彼の人生に少ししか影響しなかったと話した。

「少し有名にはなったけど、大金を得るにはまだかなりの量の仕事をこなさないとならないね。だから、今でも意見は同じさ」

また、Mauro のように「トップ・ブランド Sunseeker のスピードボートを所有してもいない」(昨年それに乗ったのは楽しい経験だった)と話す彼は、島を移動する際もボートより控えめな方法を好むようだ。

「イビザで使っていたのは古い Jeep だけさ。でも、どのパーティーにも安全にたどり着けたよ。普段からあまり運転しないんだ。唯一浪費するものと言えば、Maharishi のパンツくらいかな。ほとんどのお金は音楽制作に使っちゃうんだ」

SpinClub は6月11日(日)に Privilege のサイドルーム(キャパ900人)でスタートする。

「昨年の Privilege パーティーに、サイドルームでロングセットをプレイしたんだけど、それがすごく良かったんだ。特に朝日が昇ってくる時間がね。そこからは、イビザ・タウンのサンライズが全貌できるようになっているんだ」

「ビッグネームを並べるのではなく、5人の違った DJ が1時間ずつプレイすることで、リラックスした、親密な雰囲気を作りたいと思っているんだ。重要なのはヴァイブさ」

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