スタイル : ハウス
出身地 : イギリス
関連プロジェクト : Itchy & Scratchy, Reflekt
2005年 DJ Magazine Chart : 144位
2004年 DJ Magazine Chart : 87位
オフィシャル・サイト : www.sebfontaine.com/
地元イギリスにおいては常にスーパースターDJの一人として数えられ、Ministry Of Sound や Cream におけるレジデント、そして BBC Radio 1 におけるパーソナリティなど、クラブ・シーンにおける主要ポストを歴任してきた Seb Fontaine。それほどのビッグ・ネームであるにも関わらず、ここ日本における知名度は本国のそれとは大きな隔たりがあるのもまた事実だ。
ロンドンのクラブ The Cross で Norman Jay らのサポートを務めることで、本格的なDJとしてのキャリアをスタートした Seb は、その後、Craig Richards と共にロンドンの Hanover Grand で"Malibu Stacey"を始動。4年間も続くことになったこの人気パーティーがキッカケで、彼の名前は一気にイギリスのクラブ・シーンで知られるようになる。その華やかなサウンド・スタイルは「グラム・ハウス」などと形容され、彼の代表的なスタイルになりつつあったのだが、あたかもそういった評価を否定するかのように Seb は Malibu から離脱。その後、Ministry Of Sound という名門クラブでレジデント・パーティー"Frisky"をオーガナイズしながら、よりディープでアグレッシブなサウンドへとそのスタイルを変容させていく。
しかし、Seb にとっての一番の出世作といえば、やはりあのプログレッシブの名門 Global Underground から99年から01年にかけて4作連続でリリースされたミックスCD"Prototype"だろう。GU によって独自のシリーズ展開を許された数少ないDJという肩書きを得て、これを契機に彼のDJとしての知名度は一気に頂点を極めることになる。そしてそれと時を同じくして、Paul Oakenfold が抜けた後釜として、リバプールの Cream でもレジデントに就任した Seb は、まさに「スーパースターDJ」としての称号を欲しいままにすることになるのである。
その後も、BBC Radio One においてレギュラー番組を持ち、Pete Tong や Judge Jules らと並んでお馴染みのパーソナリティーとなるが、2004年突如として番組からの降板を表明。それまで力を入れたくても入れられなかった「制作活動」と「ワールド・ツアー」にフォーカスするとしていたが、その直後、Reflekt 名義でリリースした"Need To Feel Loved"が、いきなり夏のイビザなどで大ブレイク。その"有言実行"ぶりがシーンで話題になったばかりである。
(H.Nakamura : HigherFrequency)
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