メンバー : Mike Patto, Oli Lazarus, Tom Davidson, Vanessa
Freeman etc.
スタイル : ハウス
出身地 : イギリス
所有レーベル : Papa Rerords
関連レーベル : Defected
オフィシャル・サイト : www.reelpeoplemusic.co.uk
ウエスト・ロンドン・シーンを代表するクラブ・ジャズ・ユニットとの呼び声も高い Reel People は、良質なハウス・ミュージックをリリースすることで定評を得ているロンドンの Papa Records の主宰者としても知られる Oli Lazarus と、キーボーディスト の Mike Patto を中心とした、総勢8人からなるユニットである。デビューは ‘01年、Oli Lazarus と Tom Davidson が作曲とプロデュースを務め、フルートにニュージーランド出身のマルチ・プレイヤー Nathan Haines を迎えて制作したシングル ‘Spiritual’ を、Papa Rrecords からの記念すべき第一弾作品としてリリースした。
その2年後となる ‘03年に、‘Butterflies’、’Can’t Stop’ という2枚のシングルを立て続けに送り出すと、同年のうちにはデビュー・アルバム
“Second Guess” を発表。Vanessa Freeman、Shelly Nelson、Angela Johnson といったヴォーカル陣に加え、ドラム・プログラマーにはウエスト・ロンドン・シーンの最重要人物
Phil Asher、ブロークン・ビーツ・シーンのトップ・アーティストである Bugz In The Attic の Seiji などといった豪華なゲストを迎えて話題を呼んだ本作は、彼らのクロスオーヴァー的な感性が遺憾なく発揮された傑作となっている。
‘05年には、シングル ‘The Rain’ をリリース。「新しくスタートを切るような気持ちでつくったトラック」だというこの曲は、Reel People らしいソウルフルな手触りはそのままに、より焦点が定まった明快さを持つジャジーなハウス・トラックに仕上がっており、Joey Negro や Mark Grant などといったトップ・プロデューサーたちのミックス CD にも次々と収録されると共に、世界中でヒットを記録していくことになるのであった。
同年のうちには、以前から知り合いだったという Simon Dunmore が A&R を務める名門レーベル Defected に移籍し、シングル3曲を新たに加えた新装版の
“Second Guess” をリリース。ヒット曲の ‘The Rain’ を一曲目に据えた構成に変えたことにより、ハウス、ジャズ、ヒップホップ、ソウル、ファンクなどといった多様なジャンルを洗練されたクラブ・サウンドへと落とし込むことに成功した作品を、更にインパクトの強いものへと変貌させることになった。
日本でも高い人気を誇る彼らは、’05年には Jazzanova の Alexander Barck や、Bugz In The Attic の Seiji らと共に、ageHa@studiocoast で開催されたビッグ・イベント Tokyo Cross Over / Jazz Festival にも出演。’06年に入ってからは、日本だけではなく海外でもその知名度を急速に上げてきている クラブ・ユニット STUDIO APARTMENT の森田昌典主宰のイベント MUSeUM への出演も決まっており、波に乗っている彼らの姿をみせてくれることになっている。(HigherFrequency)
Reel People : インタビュー