スタイル : エレクトロ/ポップ
出身地 : スコットランド
所有レーベル : Breastfed Recordings
関連プロジェクト : The Pretty Boys
オフィシャル・サイト : www.mylo.tv
スコットランドの北方に位置するスカイ島出身のアーティスト Mylo は、現在ダンス・ミュージック・シーンで最も熱い視線を浴びているアーティストの一人である。
本人曰く「常に寒くて、雨ばかり降っている暗い島。でも、天気が良ければ世界中で一番美しい場所」というスカイ島で、唯一放送されていたラジオ番組
Atlantic 252でソフト・ロックを聴いて育った Mylo こと Myles MacInnes は、オックスフォード大学に入学すると共に、Daft
Punk や Kraftwerk といったアーティストに影響を受け、エレクトロニック・ミュージックに傾倒していく。また、奨学生として UCLA
の大学院へ入学してからは、カリフォルニアでの生活を通して、アメリカ西海岸を代表する音楽の影響を大きく受けたという。
オックスフォード大卒という素晴らしい学歴を持つ秀才 Mylo が楽曲作りを始めたのは、'01年のこと。「卓を買うお金が無かったから、お金をためて買ったiMacで何となく曲作りを始めた」という彼が、それからわずか3年後に友人と立ち上げた
Breastfed Recordings からリリースしたアルバム "Destroy Rock&Roll" は、クラブ・シーンにとどまらず、メジャー・グラウンドまで巻き込む大ヒットとなり、Mylo
は一躍エレクトロニック・ミュージック・シーンの前線へと躍り出ることになったのだ。
ヨーロッパでブレイクに成功した翌年の'05年には、メジャー・レーベルと契約し、 "Destroy Rock&Roll"を各国で発売。それを受けて
Glastonbury や 地元スコットランドの有名フェス Isle of Skye に登場するなど、'04〜'05にかけては世界中の超有名フェスに引っ張りだことなり、Myloにとっては忙しい年となった。日本には'05年のフジロック・フェスティヴァルで待望の初来日を果たしている。
'06年に入ってからもその勢いをキープし、オーストラリアの Big Day Out や、来日単独公演、全米ツアーなどが予定されていた Mylo
だが、クリスマス期間中に南アフリカで悪性のウイルスに侵され、一時的に聴覚を失うという災難に見舞われる。待望の全米ツアーをはじめ、予定されていたギグもキャンセルとなり、それから数ヶ月療養に専念していたものの、最近では見音楽活動に復帰。4月後半にカリフォルニアで行われる
Coachella フェスティヴァルへの出演をはじめ、今夏にかけて一層の活躍が期待されている。(Kei Tajima : HigherFrequency)
MYLO : インタビュー
MYLO : リリース情報