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Joe Claussell

JOE CLAUSSELL - ジョー・クラウゼル -

スタイル : ハウス
出身地 : アメリカ
関連プロジェクト : Instant House, Koloke, Mental Remedy, Soulfeast
所有レーベル : Spiritual Life Music、 Sacred Rhythm Music
オフィシャル・サイト :

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生楽器とエレクトロニック・サウンドを融合させ、深遠な精神世界を表現するスピリチュアル・ハウスのオリジネーターとして知られる Joe Claussell は、 NY でも指折りのクラブ系のレコード・ショップ Dance Tracks でスタッフとして働いていた。だが、’92年に NY のレコード・ショップのオーナー兼グラフィック・デザイナーである Stan Hatzakis、Tony Confusione と共に Instant House 名義で12インチ・シングル “Awade (Ah-Wa-Day)”、 ”Over” などをリリースしたことがきっかけとなり、シーンの中で徐々に注目を集めるようになる。

その後も Instant House としての活動を続けながらも、ソロとして Diana Ross や 95 North などのリミックスを手掛けることで、その実力を証明すると同時に知名度を上げていく。そして ’96年には、Francois K、Danny Krivit と共に、伝説のサンデー・アフタヌーン・パーティー Body& SOUL を NY のクラブ Vinyl にてスタート。驚異的な実力を誇る3人の DJ が、バック・トゥ・バックで互いの個性をぶつけ合いながら、ハウス、テクノ、ジャズ、ラテンなどといったあらゆるジャンルの音楽をミックスするというこのパーティーは、何よりもクラブ・ミュージックの自由さと無限の可能性をオーディエンスに知らしめ、画一化が進んでいた NY のシーンの中で圧倒的な存在感と影響力を示すものとなるのであった。

また、同年のうちに自身のレーベルである Spiritual Life Music の運営を開始。コマーシャルなものにはしたくないという本人の意向どおり、Josh Milan と Kevin Hedge からなるベテラン・ハウス・ユニット Blaze や、Timothy Regisford の別名義である Afrikan Jazz などによるクオリティ重視の作品を次々とリリースしていき、シーンの中で厚い信頼を得ることに成功する。

‘98年には、Masters At Work の Louie Vega と、アフリカン、ジャズ、ラテン、ソウルなどといった彼らのルーツに当たる音楽とハウス・ミュージックの融合をテーマに掲げたパーティー Dance Ritual を始める。Joe の活動は更に精力的なものへとなっていくが、’02年には惜しくも Body & SOUL が休止となることが決定。しかし、代わりに東京では毎年ゴールデン・ウィークになると Velfarre で Body & SOUL の名を冠したパーティーが開催されており、多くのファンから根強い支持を獲得している。

’04年からは Joe にとっては初となるソロ・レジデント・パーティー Sacred Rhythm をスタート。コラボレーションとは違い、自分自身のムードを存分に反映できる場であるとして、幅広い音楽的なバック・グラウンドを持つ Joe ならではのエクレクティックなプレイを披露して高い人気を誇っている。

“Body & SOUL” の名を冠したミックス CD は第4弾までリリースし、’04年にはイギリスの Susu から “Southport Weekender” のミックス CD も発売している Joe であるが、最も大きな話題と波紋を呼んだのは、’06年に世に送り出した “Translate” であろう。Jeff Mills や Carl Craig らのトラックを使ってテクノ・シーンへの接近をみせた本作は、ハウスのイメージが強い Joe に対するリスナーの固定観念を打ち破るものであり、また後半には実験的な無音状態に突入する一幕もあるなど、より Joe らしいスピリチュアルなアプローチを強めた作品として高い評価を獲得している。

現在もなお、枯れること無き創造性をフルに発揮して前進を続ける Joe であるが、’06年3月の “Translate” のリリース・パーティーに続き、同年12月には Space Lab Yellow の15周年パーティーに登場することが決定。ストイックなまでのチャレンジ精神で NY のハウス・シーンと自分自身の可能性を押し広げてきた彼が、日本のクラブ・シーンをリードし続けている Space Lab Yellow の記念すべきパーティーを盛大に盛り上げてくれることは、まず間違いないだろう。 (Yoshiharu Kobayashi)

JOE CLAUSSELL : インタビュー

Joe Claussell インタビュー in Tokyo (2004/10/24)

JOE CLAUSSELL : パーティー・レポート

The Sacred Rhythm Ceremony Tour feat. Joaquim 'Joe' Claussell @ Yellow (2004/10/23)

JOE CLAUSSELL : リリース情報

Joaquin 'Joe' Claussell / Translate (2006/01/08)

JOE CLAUSSELL : 来日イベント情報

Space Lab Yellow's 15th Anniversary Party (2006/12/16)
Sacred Rhythm, Nrk Music & The Rebels Of Desogm Declare "Translate" Release Party (2006/03/03)