domestic news_2004.08.14
現在、シブヤ・シネマ・ソサエティで上映中のニューヨーク・ハウス・シーンの歴史を綴ったドキュメンタリー映画「マエストロ」。本サイトの取材陣も早速鑑賞に出かけ、大いに感動を覚えたばかりであるが、それに呼応するかのように、今度はそこで描かれていた世界をまさにリアルに体験できる素晴らしいイベントをYellowがブックしてくれた。Larry Levanの片腕として約3年間に渡ってParadise Garageでプレイした彼のプレイはまさに必見!ハウス・ファン全てにとってのマスト・イベントとなるだろう。
以下はYellowにより提供されたJoeyのバイオグラフィー
JOEY LLANOS(ジョーイ・ヤノス)
ジョーイはニューヨークのブロンクスで生まれ育ち、音楽に対する情熱は子供の頃、スネアドラムを学び始めた頃から発揮されていた。10代の頃はマンハッタンやブロンクスのラテン系のクラブへ通い詰めていた。ジョーイがアンダーグラウンドクラブシーンに出会ったのは1979年、友人に連れて行かれた伝説のクラブ "パラダイス・ガラージ" である。ここで彼はラリー・レヴァンに出会い、影響され、後にラリーに後見された彼はパラダイス・ガラージで働く事になり、色々な事を見て、聴いて、学んだ。1984年、ラリーはジョーイをDJとして、彼の腕に確信を持ち、多くのDJ達が夢見るチャンスをジョーイに与えた。それはパラダイス・ガラージのモンスター・サウンドシステムでプレイする事であった。それ以降、ジョーイはラリーのNo.1リリーフDJとなり、この役目をパラダイス・ガラージが閉店した87年まで続けた。ジョーイのMusical Odyssey(音楽の冒険に満ちた長い旅) は、ニューヨークでポスト・ガラージを狙ったLovelite、Marrs、Base Line等でゲストDJとして迎えられ、続いていった。1988年後にDj Richard Vasquezと組み、"The Choice" が誕生した。ここではイノベーターとしても認められた。レゲーやラップ、ワールドミュージックなどを取り入れた彼独自の"音楽のタペストリー"をクラウドは好み、楽しんだ。ニューヨークのクラブ取締法により2年後The Choiceは閉鎖に追い込まれた。しかしジョーイは90年代前半のWherehouse、Red Zone、Sound Factory、The Worldにて自分とファンの為に音楽の世界を広げ続けた。又、この時期、海外への進出が始まり、91年の初来日では、東京、大阪、札幌などで彼の奇術的DJプレイが披露されたのを始まりにクラウドを虜にし、以来ほぼ毎年、来日している。現在ジョーイ・ヤノスはパラダイス・ガラージの真の継承者として色々なイベントで活躍している。今年2004年は故Larry Levan生誕50周年という事もあり、8月17日にはNYのSpiritに於てParadise Garageの元オーナー、現West End RecordsのC.E.O.Mel Cheren氏を中心にLarryのBirthday Partyが行われる。DJ陣はDavidMorales、Richard Vasquez、そして当然Joey LlanosもメインDJの一人として参加している。彼の選曲は、あなたの心と体を興奮させ、かつ癒してくれるだろう。
注:ガラージとは音楽のジャンルではなく、DJのスタイルだという事を皆さんに理解していただきたい。
Kenzo & Company Aug/2004
HI-LIFE" SPIRIT OF PARADISE GARAGE"
9/17 (Fri) @ Space Lab Yellow
Open : 22:00
Door : Y3,500 (1d) _ w/flyer Y3,000 (1d)
Special Guest DJ : Joey Llanos (FROM NY)
DJ : Katsuya (Nature Soul)
VJ : Hajime
Artist booking by Kenzo & Company
関連リンク
関連記事
Domestic News "NYのクラブカルチャーを描いたドキュメンタリー「Maestro」が劇場公開" (2004/07/25)