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Kode9が〈Hyperdub〉からゲーム音楽のコンピ『DIGGIN’ IN THE CARTS』をリリース、東京で開催される同名のイベントへの出演も決定

〈Hyperdub〉から、世界に影響を与えた日本のゲームミュージックの歴史を紐解くコンピレーション・アルバム『Diggin’ In The Carts』が11月17日(金)にリリースされることが決定した。また同日にLIQUIDROOMにて開催の『DIGGIN’ IN THE CARTS 電子遊戯音楽祭』に、Kode9がアニメーション作家である森本晃司とのオーディオ・ヴィジュアル・セットで出演することが明らかになった。

 

世界的なアート作品は、時として与えられた制限の中で生まれるもの。中でもエレクトロニック・ミュージックが最も革新的で影響力を持った要因は、当時のアーティストたちが、その時代のテクノロジーの制限の中で可能性を最大限に引き出そうとしたことにある。

80年代~90年代初期に生まれた8ビットや16ビットのゲームミュージックは、作曲家たちがデータ量やチャンネル数が極めて制限された中で、様々なサウンドや音色、メロディーを組み合わせることによって生み出された。新たなゲーム機が開発されるたびに新しいサウンドチップが作られ、それがまた新たな個性を生んだ。日本のゲーム会社は、様々な方法を駆使して、サウンド面で刺激的な工夫を凝らした。独自のサウンドチップを開発し、そのゲーム機の持つ可能性を最大限にまで引き出したり、ゲーム音楽家が独自のサウンドパレットを生み出すためのコンピューター・ソフトも開発された。

2014年の『Red Bull Music Academy Tokyo』開催時に公開されたドキュメンタリー『Diggin’ In The Carts』は、『メトロイド』や『ドクターマリオ』などの楽曲を手掛けた元任天堂のChip Tanakaこと田中宏和や、当時のデトロイト・テクノやシカゴ・ハウスに影響を受けて制作された『ベア・ナックル』シリーズを手掛けた古代祐三などの稀代のゲーム音楽の作曲家たちや、Kode9やFlying Lotus、Thundercat、J-Rocc、Just Blazeなどのゲーム音楽から影響を受けたアーティストたちのインタビューを収録、日本のゲームミュージックが如何に世界に影響を与えたかを紐解き、その歴史を探る内容となっている。

 

このドキュメンタリー・シリーズをきっかけに、この度、Kode9が主宰する〈Hyperdub〉からのリリースが決定したコンピレーション・アルバム『Diggin’ In The Carts』は、同ドキュメンタリー映像の監督を務めたNick DwyerとKode9が監修を務め、80年代後期から90年代中期にかけて日本のゲームミュージックが生んだ革命的な34曲を収録しており、『MEMORIES -彼女の想いで-MAGNETIC ROSE』や『アニマトリックス―ビヨンド』といったアニメーション作品で知られ、「STUDIO4℃」の創設メンバーとしても知られるアニメーション作家、森本晃司がアートワークを手がけている。今作に収録された音楽は、ファミコン、スーパーファミコン、PCエンジンといった世界的に知られる日本のゲーム機や、MSX、MSXturboR、PC-8801といった8ビットパソコン、16ビットパソコンのために作曲されたものである。本作は、それらの楽曲を「ゲームのための音楽」としてだけではなく、電子音を駆使して日本から生まれた重要な音楽作品として捉え、コンパイルしている。

 

今回の発表に合わせ、1993年に発売されたスーパーファミコン用ゲーム『The麻雀・闘牌伝』のために、ゲーム音楽家、細井聡司によって作曲された楽曲“Mister Diviner”が公開された。

 

 

本作には、Steve Reichの影響を感じさせる“Mister Diviner”の他にも、メガドライブのシューティングゲーム『サンダーフォースIV』のために山西利治が作曲した“Shooting Stars”、コナミのサウンドチーム、コナミ矩形波倶楽部が『魍魎戦記MADARA』や『エスパードリーム2』といったゲーム作品のために手がけた数々の楽曲などを収録。『Diggin’ In The Carts』はゲーム・ファンと音楽ファンの両方が満足するであろう、ゲーム音楽の素晴らしさと深みをかつてないほど詰め込んだ金字塔的音楽作品だ。また国内流通仕様盤CDには、ゲーム音楽史研究家としても知られるhallyによるライナーノーツと、オリジナルステッカーが封入される。

 

また本作の完成に合わせ、『Diggin’ in the Carts』の名前を冠したパーティーが、東京、ロンドン、LAで開催される。アルバムのリリース日となる11月17日(金)に、LIQUIDROOMにて開催される『Red Bull Music Festival』主催の東京公演では、Kode9と森本晃司によるスペシャルなオーディオ・ヴィジュアル・ライヴが披露されることも決定した。本イベントには、『ベア・ナックル』シリーズや『ザ・スーパー忍』といった名作のライヴ・バージョンを披露するという古代祐三と川島基宏によるスペシャルなライヴ・セットや、元任天堂のChip Tanakaこと田中宏和、日本のテクノ・ゴッドKen Ishiらがラインナップされている。

 

Kode9は、本作と日本のゲーム音楽について以下のようにコメントしている。

エレクトロニック・ミュージック史において重要なムーヴメントをアーカイブする役割を果たすであろうリリースとイベントに期待して、当日を待とう。

 

1980年代から90年代にかけデジタル合成によって誕生した、耳にこびりついて離れない8ビットおよび16ビットのゲーム音楽は、小さな幼虫のように蠢きながら日本で繁殖。クラシック音楽や、ロック、レゲエ、初期シンセポップのメロディーをデジタルデータに変換しつつ、幾つもの群れとなって瞬く間に世界中に 這い広がり、全世界のゲームプレイヤー達の“記憶装置”に寄生した。それは回路基板の中で増殖し、やがて活気溢れるチップチューン・クローンの亜種を生み出して、ヒップホップからテクノ、ハウス、グライム、ダブステップ、フットワークからその先に至るまで、エレクトロニック・ミュージックの様々なジャンルにおける多種多様な突然変異体に影響を及ぼしている。
– Kode9

 

リリースとイベントの詳細は以下の通り。

 

 

 

 

V.A.
『Diggin’ In The Carts』


Release date: 2017/11/17 (Fri) on sale
Label: Beat Records / Hyperdub
cat no.: BRHD038
Price: ¥2,200+tax
国内流通仕様CD

hally (VORC)による解説 / オリジナルステッカー封入

 

Pre-order here:

[Beatkart] http://shop.beatink.com/shopdetail/000000002190/

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[iTunes] http://apple.co/2ybCIk9

 

 

RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017 presents
DIGGIN’ IN THE CARTS 電子遊戯音楽祭

 

Date: 2017/11/17(Fri)

Venue: LIQUIDROOM

Open/Start: 19:00/19:30

Adv: 3,500yen

Ticket outlets: e+

※20歳未満の方のご入場はお断り致します。年齢確認のため、顔写真付きの公的身分証明書をご持参ください。(You must be 20 and over with photo ID.)

 

Line up:

Kode 9 x Koji Morimoto AV

Chip Tanaka

Hally

Ken Ishii Presents Neo-Tokyo Techno (’90’s Techno Set)

Osamu Sato

Yuzo Koshiro x Motohiro Kawashima

……and more

 

More info: LIQUIDROOM
http://www.liquidroom.net/schedule/20171117/35448/

レッドブル・ジャパン(株)

お客様相談室 0120(527)526

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