グラスゴー出身のハウス/テクノプロデューサー。7歳からエレクトリックミュージックを作ることに情熱を注ぎ、Jean Michel JarreやHerbie Hancockのほか初期のヒップホップやハウスを通過し、デトロイトテクノやその周辺のシーンに傾向して行った彼は、93年にMusic Technologyを卒業してから、デモを作りシーンに登場するまでに長い時間は必要なかった。まず彼はDave Angelが経営するのRotationにデモを送り、受け取ったDaveは初めて聞いた彼の音源にその才能を見抜き、即リリースすることが決定する。DJとしては、グラスゴーのアリーナ・ナイトクラブでレジデントとしてキャリアをスタートさせ、そこではJeff Mills、Luke Slater、Kenny Larkin、Mixx Djaxといったビッグネーム達とも共演を果たす。
ハウスとテクノの両方を愛する彼はこの2つの音楽スタイルを結びつけることに日々挑戦していたのだが、99年に好機が訪れる。Aloha Recordからチャンスを得て、1stアルバム「Biologique」を遂にリリースすることが出来たのだ。中でも"Mystical Rhythm"は、Francois K.やJoe Claussellなど数々の著名DJ達がこぞってプレイしたことで、彼の名はさらにシーンに広まっていった。その後の2ndアルバム「Moments in Time」は、Carl Cox、Laurent Garnier、Brandon Block、Danny Howells等からも高く評価され、トップアートとしてその名を不動のもにする。昨年はThe Labyrinthにも出演。今回RDCのLIVEセットでは、そのオリジナルでエモーショナルなサウンドを惜しみなく披露してくれることだろう。
http://www.myspace.com/vincewatson