国技館がクラブに!? 2005年より注目度の高いメガイベントを毎年開催してきた`Connect`が、今年は「日常の中の非日常」をコンセプトに日本初の試みとして国技館をクラブ化し、和をテーマに開催される。 Francois K や DJ KRUSH, Boom Boom Satellites をはじめとする総勢22組(VJ/パフォーマー含む)ものアーティストが登場し、元来土俵として使用されている場所をダンスフロアとして、750個の提灯の中に仕込んだLEDを使っての大規模なVJセットや、元々ある屋形をそのまま設置することで、和の世界観をイメージした今だかつて誰も見たことがない世界を出現させるとのこと。 HigherFrequencyでは前代未聞のこのイベントがいったいどのようなものになる予定なのか、その一部をご紹介したい。
メインステージとなる場所は通常土俵があるアリーナ。土俵は実は可動で、床下に沈む。さらに土俵 を囲む枡席も、1/2ほど後方に収納することが出来る。すると約40メートル四方のスペースが現れ、そこをダンスフロアにするという設定。ちなみに相撲の場所中は土俵の上に吊るされている屋形だが [Connect'07]当日もこれは設置。また壁四方には歴代の横綱の絵がずらりと並べられ、当日照明とレーザーを担当するAiBAがこれを活かす演出を考案中とか・・・国技館という会場を多いに活用して「和」を演出する。
19:00〜19:45 GOCOO+GoRo
19:45〜21:00 DJ YASHIMA
21:00〜22:00 HIFANA
22:00〜23:00 DJ KRUSH
23:00〜23:50 BOOM BOOM SATELLITES
23:50〜24:50 GILDAS & MASAYA
24:50〜02:10 大沢伸一
02:10〜02:20 東京キャ☆バニー
02:20〜03:40 FRANCOIS K.
03:40〜 石野卓球
19:30〜21:30 KAJI
21:30〜23:00 DJ Heavy Grinder
23:00〜24:30 ALTZ
24:30〜02:15 SATOSHI OTSUKI
02:15〜03:15 O.N.O
03:15〜 EYヨ
その「和」をコンセプトに考案された、本イベントの目玉の演出がメインフロアを囲むちょうちんLED。ほぼ正方形の会場の3面 を合計750個のちょうちんLEDが囲う。残る一面がDJブースになるわけだ。LEDとはご存知の方も多いと思うが、発光ダイオード なるもので、ひとつの電球からフルカラーの色が出せる。そのLEDがひとつひとつちょうちんでラッピングされているという演出。 これが一つではなくある程度の数が集まることによってスクリーンとなり、静止画はもちろん動画を流すことも可能。 このLEDが照明にもなり、VJ用のスクリーンにもなる。750という数より少なければそれはただの照明であり、それ以上であれば スクリーンになってしまうという、という絶妙のバランス。そんなシステムを作ったのが空間演出の宇宙警備隊であり、オペレートするのは、照明はAiBA、VJはHEART BOMB。宇川直宏、ENLIGHTENMENT、VJ GEC、REALROCKDESIGNもオリジナリティのあるVJを見せるだろう。
01年、音と空間の融合をテーマに活動を開始。日本全国の様々な会場で、幾何学的なオブジェを組み合わせ、光とコラボレーションするジャンルを超えた視覚的な空間デザインを通して、オーディエンスの脳内に強烈なイマジネーションと刺激を与え続けている。Fuji Rock Festival、渚音楽祭など野外フェスティバルからクラブまであらゆる空間装飾を手掛けている。 http://spacepatrol.jp
元来力士社会独自の手料理で、魚、肉、野菜などをごった煮にした栄養満点のちゃんこ鍋。普段大相撲の場所中に国技館で販売しているちゃんこをこの日は特別に販売する。会場オープンは19時から。長丁場のダンスフロア滞在中に腹は減るもの。ここでしか食べられない一品を食してみては?他にも、焼き鳥やお好み焼き、麦とろ丼など和をテーマにセレクトされた屋台が出店。
渋谷はタワレコの前から会場までの無料シャトルバスが用意されている。終電が終わった後も、会場へ楽にタダでたどり着けるというのは大きい。24時台と1時台は10分おきに一度という数の多さも便利だ。バスは整理券制で乗り場スタッフから配布される。帰りも同様に渋谷までのバスを利用しない手はない。