HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

EMMA

TROUBLE☆HOUSE 2nd ANNIVERSARY @ WOMB, TOKYO

DATE : 24th September, 2005 (Sat)
DJ : EMMA
VJ : UNU
LIGHTING : AIBA
PHOTOGRAPHER : Juan Barrio
TEXT : H.Nakamura (HigherFrequency)


15年以上に渡って日本のクラブ・シーンを牽引してきたトップDJ EMMA が、クラブ系ライティング・エンジニアの第一人者 AIBA、そして数々のイベントで活躍する VJ UNU とチームを組んで行ってきた WOMB の人気レギュラー・パーティー TROUBLE☆HOUSE。「音楽・照明・映像のシンクロ」というダンス・フロアが持つ新たな可能性をメイン・テーマに据え、数ある国内アーティストによるイベントの中でも群を抜いたクオリティと人気を保ってきたこのパーティーが、今回めでたく2周年を迎え、そのアニバーサリー・イベントが24日(土)に開催された。

この日はアニバーサリーということもあって、会場内はいつも以上に熱気を帯び、比較的早い時間からフロアの隅から隅までビッシリといった感じ。普段は来日アーティストのレポート取材が多い筆者の目にも、ドメスティック・パワーの盛り上がりがハッキリと感じて取れる瞬間であった。特に今回のセットでは、EMMA のプレイするトラックに併せて UNU の紡ぎだす映像が完全にシンクロする「特別な演出」も数曲に渡ってなされ、各トラックの緩急を完璧に把握した AIBA のライティングと相まって、知らず知らずのうちに3人が作る世界に引き込まれてしまう。また EMMA のセットも、ロック色全開の最新トラックから90年代のハウス・クラシックまでが全く違和感なくプレイされる"アップ・トゥ・デイト"なもので、筆者個人としても非常に楽しめる内容であった。

HigherFrequency の海外のパーティー・レポートでも最近よく取り上げている「映像と音のコラボ」であるが、ここ日本においては、まだそれほどの広がりを見せていないのが現状。ただ、実際に体験してみると、そこには今までのフロアでの楽しみ方とは一味違う楽しさを見出せることが出来るはずで、この TROUBLE☆HOUSE のように、新たな試みにチャレンジするパーティーが、これからもっと生まれてくることを期待したいところである。

AIBA
UNU
Trouble House Trouble House
Trouble House Trouble House
Trouble House Trouble House
Pioneer DVDJ-X1 AIBA
EMMA UNU
UNU Trouble House
Trouble House EMMA
AIBA Trouble House
Trouble House AIBA
EMMA
Trouble House
Trouble House

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